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au、1パケット0.1円になるオプションパックなどのサービスを追加

KDDI社長 小野寺正氏
 auはCDMA2000 1x対応の新端末4機種の発表にあわせて、10月から144kbpsのデータ通信をEZwebmultiの標準サービスとし、新たな割引サービス「パケット割」、画像添付メールを受信できない携帯電話など向けに、撮影画像を仲介配信する「フォトメール便」などのサービスも導入することも発表している。CMキャラクターについても、9月からはこれまでの菊川怜に竹野内豊と仲間由紀恵が加わることが発表された。

 本稿ではサービスなどについてレポートする。新端末については別記事を参照されたい。


動画ムービーメールとiモードに写真を送るフォトメール便

 ムービーメールはA5301Tが対応する機能で、動画を撮影して、それをメールに添付して送受信することができる。ezmovieで配信されているものと同じフォーマットを使っているので、C5001Tとの互換性は保たれており、A5301Tで撮影した動画をC5001Tに送ることも可能。

 撮影した静止画をメールに添付して送受信するフォトメールを補助する機能として「フォトメール便」のサービスが10月より開始される。このサービスは、FOMA以外のiモード端末など、画像添付メールに対応しない端末への画像配信を行なうためのもので、仲介するサーバーが画像の変換と保存を行なうことで、通常では画像を受け取れない端末への画像配信を行なう。

 なお、KDDIではJ-フォンなど向けに動画の変換についても検討しているというが「動画変換時の再圧縮で画像がつぶれてしまうようなら導入しない可能性がある」としている。

 またA5301TはC5001Tと同様、MP3の音声コーデックとステレオ音声に対応している。MP3圧縮のezmovieファイルをSDカードに入れることで、A5301TをMP3プレーヤーとして使うことが可能になるが、MP3圧縮のezmovieファイルの作成には「ezmovieクリエータPro」などのオーサリングツールが必要になるという。同様にバッテリーの問題を無視すれば、テレビ録画などの長時間ビデオをSDカードに保存し、A5301Tで再生させることも可能だが、長時間の動画の編集にもオーサリングツールが必要となる。


送信メールの最大文字数が受信と同じく全角5000文字に

 「A5301T」と「A3015SA」では、従来では全角500文字だった最大送信容量が全角5000文字にまで拡大された。添付ファイル容量は従来どおり100KBまでだが、最大5件まで同時に添付することも可能になった。受信は従来どおりだが、全角5000文字と100KBまで。このほか、メールに使える絵文字の追加も行なわれている。デザインがリニューアルされたほか、A5301TやA3015SAではアニメーションする絵文字も追加されている。


大容量メールに向けたパケットパック「パケット割」導入など

 このほか、通信料金も一部改訂・プラン追加となる。まず従来では別契約が必要だった144kbpsのデータ通信は、EZwebmultiの標準機能となり、EZwebmulti契約者(ムービーケータイおよびGPSケータイで契約可能)は別途契約なしで利用できるようになる。

 また、新たなパケット割引パック「パケット割」が10月1日より導入される(沖縄セルラーでは2003年1月より提供予定)。同パックは月額1200円のサービスで、無料通話料800円がつくほか、データ通信料金が1パケット0.1円となる。これにより、20KBのムービーメールの送受信料金が、通常1回約43円のところが1回約16円となる。また割引後の料金が無料通話分に適用されるため、無料通話分で20KBのムービーメールを最大51回送受信することが可能となる。従来からEZwebmultiでは、時間帯および1回のデータ通信量に応じて、最大で1パケット0.1円になる段階割引が導入されていたが、それにはメールの送受信は含まれていなかった。今回導入される「パケット割」は、これまでなかったメールによる画像や動画などの大容量データコミュニケーションに対応するためのものと位置付けられている。

 発表会でKDDIの小野寺社長は「第3世代携帯電話として初めての動画メール機能」などと新サービスをアピールし「ユビキタスソリューションカンパニー」を目指すと語った。


CMキャラクタに竹野内豊と仲間由紀恵が登場

 このほか、9月からCMキャラクタに竹野内豊と仲間由紀恵が登場することも発表された。9月からは菊川怜と竹野内豊、仲間由紀恵の3人がテレビコマーシャルなどに登場することになる。


発表会に登場した仲間由紀恵(左)と菊川怜(右) 竹野内豊はビデオレターでの登場。ムービーメールも「面白い」とお気に入りの様子

仲間由紀恵。ムービーメール端末の利用シーンについて「沖縄の母とメールをしたい」とコメント 菊川怜。「グラビア撮影風景の臨場感などもムービーなら伝えられる」とコメント

・ ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2002/0826/index.html

au、動画メール対応機などカメラ搭載4機種を発表


(白根 雅彦)
2002/08/26 17:47

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