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ケータイ新製品SHOW CASE
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P751v(シャンパンゴールド)
2002年7月17日発売
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ヒンジに取り付けられた11万画素CMOSカメラ
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背面ディスプレイとボタン。P2101Vでは「memo」が割り当てられていたが、P751vではマナーモードへの切り替えボタンとなっている
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左:P2101V 右:P751v
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キー配列
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P2101Vとのキー配列比較。上部右下のキーがP751vではM-stage visualサービスへのショートカットキーとなっている
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イヤホンジャック
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P2101V(下)の独特なイヤホンジャックは、P751v(上)には使用されていない
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接続端子
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マルチメニュー第1階層
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「メニュー」第2階層
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「設定」メニュー。第3階層はリスト表示
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「WEB」メニュー
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「スクリーン&カスタム」メニュー
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「メール」メニュー
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メール設定では、文字サイズの変更や利用するメールサーバーの設定が可能
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13文字×10行表示
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10文字×8行表示
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例文表示
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「プレイヤー」メニュー内の「静止画」一覧表示
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静止画拡大表示
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通常撮影
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ズーム撮影
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「動画」一覧。上下キーで閲覧したい画像を選択できる
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動画再生画面。画面左下にインターフェイスが配されている
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テレビ電話接続時には、このような表示が出る
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テレビ電話通話画面。相手の顔の下には通信速度やテレビ電話であることを示すアイコンが表示されている
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■ 仕様で見るP751v
11万画素CMOSカメラを内蔵し、テレビ電話もできるM-stage visual対応機種である松下通信工業製PHSビジュアルホン。昨年秋に発売されたFOMA P2101Vと同じ筐体が使用されているものの、イヤホンジャックやいくつかのボタンで違う機能が割り当てられているなど、差異を見ることができる。
M-stage visual対応、そしてビジュアルホンということで、PHSとしては大振りな形状だが、実際にテレビ電話を行なうときにはしっかりホールドできる。また撮影した静止画や動画はメールに添付してP751vやFOMA端末、パソコンなどに送信できる。
またFOMA端末では64kbps以上で提供されてきたテレビ電話機能だが、P751vではコマギレすることもあるものの、32kbpsでもテレビ電話が利用できる。64kbpsエリアから32kbpsエリアに移動した場合、切断される可能性はあるが、32kbpsで再発信してくれる機能もサポートされている。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
104×56×35mm(折りたたみ時) |
重量 |
150g |
連続通話時間 |
6時間(音声通話)、2時間(テレビ電話) |
連続待受時間 |
300時間 |
充電時間 |
110分 |
ディスプレイ |
26万2144色TFT液晶176×220ドット(2.2インチ) |
表示文字数 |
13文字×10行、10文字×8行 |
メモリダイヤル |
500件(1件:3番号・3アドレス・1メモ) |
リダイヤル・着信履歴 |
各20件 |
データ通信速度 |
最大64kbps(回線交換) |
ボディカラー |
シャンパンゴールド |
【インターネットメール】
サービス名 |
・パルディオEメール ・moperaメール |
利用料 |
・パルディオEメール 1メール7円 ・moperaメール 月額使用料500円 |
メール受信機能 |
最大全角3000文字 |
メール送信機能 |
最大全角3000文字 |
メール保存件数 |
受信:最大200件 送信:最大100件 |
添付制限 |
静止画(GIF/JPEG)、動画(ASF)、メロディ(MIDI) 最大10件 |
【着信メロディ】
和音数 |
16和音 MIDI形式(SMF0) |
着信音 |
・登録済みパターン:7件 ・登録済みメロディ:11曲 |
登録メロディ曲名 |
・登録済みパターン ブザー1~7
・登録済みメロディ ルパン三世のテーマ’78 アンチェインド・メロディ 素直になれなくて プレイバックPART II 聖者の更新 SCARBOROUGH FAIR ピアノ協奏曲第1番 主よ人の望みの喜びよ 着信メロディ1~3 |
和音着メロダウンロード |
非対応 |
【共有メモリ】
共有メモリ容量 |
動画:最大800KB 静止画:最大300KB |
対応画像フォーマット |
GIF(アニメGIFも可)、JPEG(最大352×288ドット ASF(動画、176ドット×144ドット) |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG |
撮影可能解像度 |
・CIF:352×288ドット(10~30KB) ・QCIF:176ドット×144ドット(4~10KB) |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
ASF |
撮影可能画質 |
・QCIF:176×144ドット スーパーファイン(約35秒)、ファイン(約45秒)、ノーマル(約60秒) |
■ スタッフが見たP751v
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コメント |
湯野 |
一見してすぐにFOMAの「P2101V」と同じことができそうな気がする「P751v」。実際に使ってみると、PHSながら「これってP2101Vより便利じゃん」と思えるところが多々あったりする。
私が気に入ったのが32kbpsのエリアでもテレビ電話できるというところ。FOMA宛に32kbpsで発信してもちゃんと繋がるし、その場合でも、映像・音声ともにそんなにクオリティが落ちたと感じることもない。お世辞にもFOMAのサービスエリアは広いとは言えない現時点では、どうしてもテレビ電話が使いたいという人にはP2101VよりもP751vをオススメしたい。コストパフォーマンスもいいし、何より電池の持ちがいいのだ。
もちろん気になる点も無いわけではない。このボディサイズはFOMAなら許されるかもしれないが、正直言ってPHSとしてはかなりキツイ。PDCやFOMAではパケット通信でiモードを利用できるが、PHSの場合、利用できるのは“本当の”iモードとは違う公式メニューと一般サイトで、接続方式は回線交換。もっとも、FOMAにはないM-stage visualも利用できる。いずれにしろ、割り切って使えば不満も少ないのではないだろうか。
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関口 |
M-stage visualそしてビジュアルホンとしてプッシュされているP751v。購入価格は安いとは言えないが、PDA端末と併用した場合は月額2080円(おはなしプラス1980円+Infogate100円)と、かなりお得感の高い月額料金でテレビ電話端末を利用できる。iモード対応ページも閲覧できる機能など、基本的な作りこみはしっかりとなされている。小さいフォントも鮮明で見やすく、ポケベル打ち(2タッチ方式)もサポートされているのは嬉しいところ。
ただP2101Vとどこが違うのかと言われると、言葉に詰まるところもある。イヤホンジャックの形状や、M-stage visualを利用する上で便利なショートカットキーなど細かい点で違いもあり、26万2144色TFT液晶ディスプレイやCMOSカメラもスペック的には申し分ないのだが、実際は色鮮やかさに欠け、静止画の画質も高いとは言えず、他の端末にどうしても見劣りしてしまう。ノートパソコンやPDAを持っていないユーザーにとって、P751vを利用するメリットがダイレクトに伝わりにくいと感じてしまうのは残念なところだ。
しかし、テレビ電話端末として32kbpsでも利用できるのはFOMA端末に比べて、現在のサービスエリアを考えると使い勝手が良いのではないだろうか。黎明期のWebストリーミングカメラのような画質になるときもあるが、カメラも使用者も静止した状態であれば、64kbps通信時に見劣りしない画質には素直に感動してしまった。
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■ URL
NTTドコモ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0708a.html
NTTドコモ P751v紹介ページ
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/mstage/visual/product/pro_p751v.html
松下通信工業 製品紹介ページ
http://www.mci.panasonic.co.jp/pcd/p751v/
■ 関連記事
・ ドコモ、M-stage visual対応のPHSビジュアルホン「Lookwalk P751v」
2002/08/13 12:16
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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