レビュー

「Moto G5」ミニレビュー(編集部石井)

「素のAndroid」に効かせたスパイス

 「Moto G5」は、モトローラが3月31日発売するAndroid 7.0スマートフォン。5 インチのディスプレイのフルHDディスプレイやミドルレンジ帯のチップセット、指紋センサーなどを備える。「ケータイ Watch」編集部スタッフそれぞれの視点から「Moto G5」をご紹介する。

編集部・石井

 「素のAndroid」と表現されるモデルの1つだ。メーカーによるカスタマイズを抑え、アプリも「Google Photo」に「Playミュージック」とグーグル製づくし。さらにいえば、ボディデザインは6年ほど前のNexusスマートフォンをどことなく彷彿とさせるような……。

 しかし、このモデルにはNexusスマートフォンに無い良さがある。それがジェスチャー機能だ。一番よく使うことになるのは、画面下にある指紋センサーを使った機能だろう。

 指紋センサーを軽く押すとホームボタンになり、右にスワイプで「戻るキー」、左にスワイプで「アプリ履歴キー」として動作する。短めにタメ押しすると画面が消灯し、長押しすると「Now on Tap」が起動する。

 さまざまな機能を割り当ててあるが、使ってみると馴染みやすい操作だ。アプリ一覧(ドロワー)を引き上げて表示する、Android 7.0の標準ホーム(Launcher 3)とも親和性が高い。

【動画:Moto G5のワンボタンナビ(8秒)】
「戻る」→「Now on Tap」→「ホーム」→「アプリ一覧」の順に操作

 また、Nexusシリーズには無い機能として、デュアルSIMに対応している。記事掲載時点では、日本では同時利用ができないが、2017年夏以降にLTEと3Gで同時に待ち受け(DSDS)をサポートする予定だ。

 Androidの素材を生かしつつも、スパイスのようなちょっとしたカスタマイズで引き立たせた「Moto G5」。5インチのNexusスマートフォンのリプレイスにもちょうど良さそうだ。

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