レビュー

「HUAWEI nova」ミニレビュー(編集部石井)

セルフィの進化が止まらない

 SIMロックフリーのファーウェイ製Androidスマートフォン「nova」は、5インチフルHDディスプレイにSnapdragon 625や3GBメモリを搭載するモデル。背面に指紋認証センサーや1200万画素カメラを備える。「ケータイ Watch」編集部スタッフそれぞれの視点から「nova」をご紹介する。

編集部石井

 価格以上のスペックや機能を備え、誰にでも勧めやすい端末だが、目玉機能の1つ「セルフィ」(自分撮り)に注目したい。男性記者で見苦しいところもあるかと思うが、お付き合いいただきたい。

 日本でも若い女性を中心に普及してきたセルフィ。ファーウェイでは3年前のAscend G6の頃から取り組んでいる。肌の写りを良くしたり、メークをしたような効果を施す機能だ。

 「nova」ではインカメラに800万画素のセンサーを搭載する。セルフィー向けモードは、「ビューティー」と「メイクアップ」の2種類。

左半分がビューティーモードオフ、右半分はビューティーモードのレベル10

 「ビューティーモード」では、肌を認識してなめらかに加工した状態で撮影できる。女性が美しく撮りたいときはもちろん、肌荒れがひどい男性でも写りの悪さをごまかすのに便利だ。

 実は、肌の補正機能はメーカー間のノウハウの差が出やすい部分でもある。あまり補正しすぎると違和感が強いが、「nova」では最大のレベル10でも、そこまで違和感を出さずにきれいにしてくれる。リアルタイムで効果を確認できるので、補正効果と違和感のバランスを見つつ撮影するといいだろう。

メイクアップモード

 もう一方の「メイクアップモード」も顔認識を使う機能。チークやアイシャドウなどをリアルタイムに合成して、カメラをかざすだけでメイクできるという機能だ。さすがに男性向けではないが、プレビュー中にまぶたを動かしても調整するなど、ただフィルターをかける以上の効果はありそう。

 ついでに写真関連で感心したことを付け加えておこう。画像編集でかけられる効果がかなり多いのだ。モノクロフィルターだけで7種類、ヴィンテージ調のフィルターも選ぶだけでいい具合にかけられるフィルター群がそろっている。特定の色だけを強調する「スプラッシュ」機能などもあり、Instagramに投稿するならプリインストールの加工だけで十分かも、と感じた。

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