レビュー

「HUAWEI nova」ミニレビュー(編集部太田)

少し進んだ指紋認証センサーの機能

 SIMロックフリーのファーウェイ製Androidスマートフォン「nova」は、5インチフルHDディスプレイにSnapdragon 625や3GBメモリを搭載するモデル。背面に指紋認証センサーや1200万画素カメラを備える。「ケータイ Watch」編集部スタッフそれぞれの視点から「nova」をご紹介する。

編集部・太田

 「nova」と「nova lite」は、スペックと価格が手頃な「nova lite」のほうが画面が大きく最初からAndroid 7.0と、やや不思議な関係になっているが、両方に共通して搭載されている中でも注目と感じたのは指紋認証センサーだ。

 このセンサー、設定画面の案内の関係でやや分かりづらいが、通常の認証機能のほかに、場面が限られるが、ジェスチャー操作に使える機能も付いている。通常は画面の上端から引き下ろしてくる操作の通知パネルの表示も、画面に触れることなく、指紋センサーを上から下のなぞるだけでOK(その後は画面をタッチすることになるが……)。ギャラリーで拡大写真を表示させている時なら、指紋センサーを左右になぞれば次々に写真を表示できる。

 筆者も現在、指紋認証センサーを搭載したスマートフォンを使用しているが、画面ロックの解除をはじめ、活用し始めると、本当に毎日の利用に欠かせない機能になる。購入前の注目度は低くても、購入後の日常の中は、使い勝手に直結する重要な機能だと思っている。指紋認証センサー搭載であること自体は注目されにくいが、認証以外の使い方も充実していることで、ますます手放せない機能になると感じた。SIMロックフリーの比較的安価なモデルにも指紋認証センサーが搭載される時代になったことを、まずは歓迎したい。