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クアルコム、ソニーモバイルのプロトタイプ端末で4×4 MIMOなど披露へ

Mobile World Congress 2016にてデモ

 クアルコムは、スペイン・バルセロナで2月22日(現地時間)から開催される「Mobile World Congress 2016」で披露するデモンストレーションの情報を公開した。

 同社のブースでは、発表したばかりの「X16 LTEモデム」による、1GbpsのLTE通信のデモがエリクソンとの協業により実施される。

 また、ソニーモバイルコミュニケーションズが開発したプロトタイプの端末を用いて、業界初とするスマートフォンでの4×4 MIMOの通信のデモが実施される。加えて、EVS(Enhanced Voice Services)による「Ultra HD Voice」のデモも披露される。

 同社ブースではこのほかにも、「LWA」(LTE Wi-Fi Link Aggregation)、IoT向けの省電力LTE通信、上りでもアンライセンスバンドを組み合わせた「eLAA」(enhanced LAA)、アンライセンスバンドのみのLTE「MulteFire」、28GHz帯のミリ波の5Gの技術について、デモが行われる。

 これらのスマートフォン向けに加えて、スマートウォッチ向けに策定した「Snapdragon Wear」のODMとして、Borqs、Compal、Infomarkの3社が「Snapdragon Wear 2100」ベースのリファレンスデザインを披露する。「Snapdragon Wear 2100」搭載のモデルは、現在25機種が開発中としている。

太田 亮三