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契約数でソフトバンクグループのシェアが減少、2014年度第4四半期

 総務省は、各キャリアから報告されたデータに基づき、2014年度第4四半期(2015年1~3月期)における通信サービスの契約数とシェアを公表した。

 携帯電話の契約数は、2014年度第4四半期(2015年3月末)で1億4998万件になった。前期比では1.8%増、前年同期比は5.4%増だった。PHSとBWAを合計すると、契約数は1億5722万件。

 このうちLTEの契約数は6778万件で、前期比9.5%増、前年同期比46%増。PHSは516万件で、前期比2.7%減、前年同期比7%減。BWAは1947万件で、前期比30.5%増、前年同期比160.9%増だった。

 事業者別(グループ別)のシェアは、NTTドコモが42.4%で、前期比0.2ポイント増、前年同期比0.2ポイント増になった。KDDIグループ(KDDI、沖縄セルラー、UQコミュニケーションズ)は28.6%のシェアで、前期比0.2ポイント増、前年同期比0.5ポイント増。ソフトバンクグループ(ソフトバンクモバイル、ワイモバイル、Wireless City Planning)は29%で、前期比0.4ポイント減、前年同期比0.7ポイント減だった。

 MVNOサービスの契約数は952万件で、前期比6.5%増、前年同期比28.9%増になった。移動系通信に占める割合は6.1%。このMVNOの契約数はM2M向けなどを含む一方、MNOであるMVNOの契約数は除かれている。

 上記は、グループ内取引を調整した後の数値で、端末1つに対してグループ内で2つの契約が発生する場合、1つの契約としてカウントしている。これには、ソフトバンクのiPhone 6/6 Plusやauの一部のスマートフォンが対応するBWA(2.5GHz帯)などが該当する。

太田 亮三