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ツイキャス、配信中に画面回転する「まわし撮り機能」

速度制限化でも配信可能な「なめらかモード」も

 モイは、同社の運営するライブ動画配信サービス「TwitCasting(ツイキャス)」のiPhone版に、配信中に端末を回転させても配信画面も回転して水平を保つ「まわし撮り機能」と、速度制限下でもなめらかな配信可能な「なめらかモード」を実装した。Android版でも近日中に提供予定。

横画面での配信イメージ

 今回追加された「まわし撮り機能」は、配信中にスマホを横に回転させたに、配信される映像も自動で回転し、水平を保つ機能。この機能により、複数人で配信する時に、端末を横向きにしてカメラの画角を広くするといった使い方ができるようになる。

 一方、「なめらかモード」は、電波環境が不安定な状況でもスムーズな動画配信ができるモード。新コーデックの採用により、従来の約半分の帯域でなめらかな動画配信を実現している。同社によると、大手キャリアの速度制限下である128kbpsでの通信や、地下などの電波環境が悪い場所でもストレスなく配信できるという。

 ツイキャスは、スマートフォンでライブ動画を配信・閲覧できるサービス。日本を中心に世界で1000万人超の登録ユーザーを持つ。今回のアップデートでは、デザインの設計も見直され、米QuorStudioと共同で設計したフラットデザインを採用している。モイでは今後、高機能さとシンプルなUIを売りに海外でのツイキャスユーザーの拡大を図る。

石井 徹