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Ingress「Persepolis」オープニングイベント速報

 仙台で、位置情報ゲーム「Ingress」の世界イベント「Persepolis(ペルセポリス)」が開幕した。予定よりもスピーディに入場が終わり、開幕式は15分早くスタート。

左からナイアンティック・ラボの川島氏と須賀氏、右が立川こしら氏

 まず「伝統芸能の世界で、唯一Ingressをやってるのは私だけ!」と登場したのは落語の立川流真打ちである立川こしら氏。昔話の「ももたろう」は実はIngressだった、という同氏が「山へ芝刈りに、川へ洗濯に……」と語り出すと会場から納得とともに大きな笑い。プレイしていない人には伝わりづらいが、青色のレジスタンス陣営が、敵対するエンライテンド陣営(緑)のポータルを攻撃するとき“草刈り”と称する、というのが元ネタのよう。

 続いて登場した、運営元のナイアンテック・ラボの須賀健人氏は、「精一杯楽しんで、お土産もたくさん買っていって」と、Ingressだけではなく仙台の地も楽しむよう呼び掛ける。

気勢を上げる両陣営

 同じくナイアンティック・ラボの川島優志氏は「1年前、石巻で開催して100人ほど集まった。このなかで石巻に参加した人、立ってもらっていいですか?(何人か立つ)ぜひみなさん拍手を」と挨拶。そして、今回は来日していないというナイアンティック・ラボの創設者であるジョン・ハンケ氏からのメッセージを読み上げた。

ハンケ氏からのメッセージ
「仙台という地名は、とある寺社の千体の仏像(千体仏)が由来という説がある。千体もの仏像……ということで、仙台はエキゾチックマター(ゲーム内に登場する未知の物質)に満ちているのでしょう。1年前、石巻を訪れたことをよく覚えている。200人足らずの人が集まり、仮面ライダーの像や石ノ森章太郎の美術館などがありました。明日のミッションデーでもし石巻へ行く方は、ぜひ復興バーなどを訪れて欲しい。みなさんが今日、これから新しい友人と出会う、良い日になることを願っています」

 さらに東北のスーパーヒーローである「超神ネイガー」から「大したもんだ、ありがてぇなぁ」とビデオメッセージも。Twitterで、Ingressに関連するツイートを投稿していることもあり、川島氏が「この世に肉眼でXM(エキゾチックマター)が見える人がいるとは思わなかった」と口にすると、会場もドッとわいた。

ネイガーが「へば!」と去って、何か破壊されたような音がして「Resonator Destroyed」とゲームの効果音に会場も笑いと拍手

 このあと夕方まで、仙台各地でバトルが行われる。この後も随時レポートする。

関口 聖