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スマホの加速度計で地震の揺れを観測、ウェザーニューズの「地震津波の会」

 ウェザーニューズは、会員制のアプリ「地震津波の会」をアップデートし、ユーザーのスマホの3軸センサーを利用した地震の揺れの測定機能を追加した。利用には月額で300円程度の有料会員登録が必要。

揺れ測定機能

 「地震津波の会」は、地震や津波の情報を閲覧することに特化した会員制のアプリ。緊急地震速報の通知や、独自の地震、津波情報の表示、津波レーダーの観測データ表示や、専門家による減災コラムの閲覧が可能。災害時でも迅速につながるように情報配信インフラを構築しているという。

 今回追加された「揺れ測定機能」は、アプリが緊急地震速報を受信した際に、スマホに内蔵された3軸加速度センサーを利用して揺れを計測するというもの。揺れ到達から3分間に渡って計測したデータをアニメーションで表示する。測定データは個人情報を含まない形でウェザーニューズのサーバーに送信され、全国のユーザーと共有される。

 さらに、ユーザーによる地震の体感報告機能も追加された。これは、地震の揺れの強さを「揺れたかも」「強い」「すさまじい」といった項目から、揺れ方を「ガタガタ」「ユラユラ」「ドンッ」っといった項目でそれぞれ選んで、位置情報と共に送信するもの。送信されたデータは地図上で全国のユーザーが閲覧できる。同社では、この機能は従来の地震計では表現しきれない揺れの特徴を把握するものとしている。

揺れの体感報告機能

 サービスの利用には有料の会員登録が必要。会員料金は、iOSのアプリ内課金で月額360円(税込、以下同)、年額3100円、Androidのアプリ内課金では月額300円、年額3110円。クレジットカード支払いの場合は年額3199円。

石井 徹