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CCCとフリービットがモバイル事業で戦略的資本・業務提携

両社で「新しいスマートフォンサービスを提案」へ

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフリービットは、戦略的資本・業務提携を行うと発表した。CCCの店舗や顧客基盤とフリービットのMVNEを活用し、「顧客価値の高い新しいスマートフォンサービスを提案していく」としている。

 業務提携により、CCCは、MVNO事業に「freebit mobile」を採用することになる。フリービットの連結子会社で、1月に設立されたフリービットモバイルは、コンシューマー向けのMVNO事業「freebit mobile」をフリービットから承継する予定だが、3月1日付けで社名を「トーンモバイル株式会社」に変更した上で、3月12日付けでCCCに第三者割当増資を実施し、トーンモバイルをCCCとフリービットの合弁会社とする。

 これによりCCCは、「freebit mobile」事業を承継するトーンモバイルの51%の議決権を保有することになる。トーンモバイルは、フリービットからインフラや端末調達などバックエンドの提供を受ける。

 フリービットはまた、「CCCモバイル株式会社」に対し、フランチャイズのライセンスを譲渡。CCCモバイルは「freebit mobile」事業の販売代理店を開拓する。

 CCCとCCCモバイルは、3月12日付けでフリービットの第三者割当増資を引き受け、CCCはフリービットの議決権の11.1%を、CCCモバイルは2.2%の議決権を保有する。

 トーンモバイルの資本金は10億2300万円で、所在地はフリービットと同じ。トーンモバイルの代表取締役社長には、フリービット代表取締役会長である石田宏樹氏が就任する。

太田 亮三