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手に取るだけで起動、HTCが小型カメラ「RE」発表

スマホと連携、16メガピクセルで防水、スローモーションやタイムラプスも

 HTCは、スティック型の小型カメラ「RE」を発表した。防水性能を備えて、どこでも使える手軽な操作が特徴。スマートフォンと連携して撮影した写真や動画をバックアップしたり、編集したりできる。米国で10月下旬に発売され、価格は199.99ドル(約2万1600円)。

 「RE」は、潜望鏡のようなデザインを採用した、小型カメラ。先端のカメラ部が曲がったスティック状のボディで、本体のグリップセンサーにより、手に取るだけで起動する。シャッターボタンを短く押すと写真、長く押すと動画を撮れる。IPX7(水深1mで30分間)相当の防水性能を備え、手のひらからいつでもどこでも、さまざまな角度から撮影できる。HTCの特設サイトでは、アクションカムのようなダイナミックな映像や、防水性能をアピールする様子などが紹介され、セルフィー(自撮り)のような使い方もできるという。

 146度でF2.8の広角レンズ、ソニー製で16メガピクセルの1/2.3型CMOSセンサー、フルHD(1080p)の動画撮影をサポート。スローモーション撮影(720p)やタイムラプス撮影もできる。Android、iOS向けに提供される専用アプリをスマートフォンにインストールしておけば、Wi-Fi経由で撮影したデータを同期し、スマートフォンやクラウドにバックアップできる。また、ハイライト映像を編集できる「Zoeアプリ」とも連携し、スマートフォンだけで完成度の高い映像を作れる。アプリから遠隔操作をしたり、リモートファインダーとして撮影したりすることもできる。

 高さは97.7mm、直径は26.5mm、重さは66.5g。バッテリーは820mAh。32MBのメモリ、256MBのストレージを搭載し、microSDカードが利用できる。

 今後はYouTubeへのリアルタイム動画ストリーミング機能が追加される予定。またAPIやSDKも公開されるという。アクセサリーとして、バーマウントやヘッドバンドなどが用意される。

関口 聖