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ユーザーがスタンプを作成、販売できる「LINE Creators Market」
(2014/2/26 14:30)
LINEは、これまで同社が提供してきたスタンプを、クリエイターやユーザー自身が作って、販売できる新サービス「LINE Creators Market」をグローバルで提供する。本日よりスペシャルサイトを立ち上げ、登録方法などを案内している。サービスの実装は4月を予定している。
LINE Creators Marketでのスタンプの販売は、LINEアカウントがあれば誰でも、登録料などは無料で利用できる。まず、クリエイターの登録と、販売スタンプの登録を行う。スタンプ登録の際には、作品が“公序良俗や法令に反していないか”といった審査が行われ、審査に通ると販売が開始される。
審査には、著作権を侵害するものでないかというチェックも人力で行われ、いわゆる二次創作のようなスタンプは認められない。また、イラストでないもの(写真など)も認められない。また、宣伝を目的とした、画像、タイトル、テキストなどの告知表現や、単なる企業ロゴは不可であると、ガイドラインで案内されている。
クリエイターが作成し審査の通ったスタンプは、通常のスタンプが販売されている「スタンプショップ」ではなく、「LINEウェブストア」で販売される。販売価格は100円。売り上げは、LINEが半分、作者が半分ずつという形になる。
同社では、これまでLINEのオリジナルキャラクター、アニメ作品などの有名キャラクター、企業のスポンサードによるものなど、500種類以上ものスタンプを提供してきた。スタンプは、多いときで、1日に18億回以上の送受信が行われており、LINE人気を牽引してきた機能ともいえる。今回はスタンプをオープン化し、ユーザー自身が作成・販売できるプラットフォームを提供することにより、新たなエコシステムを構築することを狙いとしている。
同サービスの企画を担当している、同社LINE企画チームの稲垣あゆみ氏は「クリエイターに対して活躍の場を提供すると共に、ユーザーにとってはコミュニケーションがより活性化していくことが目的」としており、「将来的には新しいキャラクターが育っていくことを期待したい」とコメントしている。