ニュース

docomo Wi-FiのWPA2対応が完了、WEP方式は廃止へ

 NTTドコモは、公衆無線LANサービスの「docomo Wi-Fi」において、セキュリティのWPA2方式への対応を完了したと発表し、11月1日以降はWEP方式の提供を順次終了することを明らかにした。

 無線LAN接続に利用するセキュリティ方式には複数の種類が存在するが、IDとパスワードを利用する方式では、現在はWPA2方式が主流。ドコモは公衆無線LANサービスにおいてWPA2方式への対応を完了したほか、スマートフォンで利用できる「docomo Wi-Fiかんたん接続」アプリ(Ver.2.4以上)は、設定不要でそのまま利用するだけでWPA2方式に対応する。手動で設定する場合、無線LANのアクセスポイントを検索した際に表示されるSSIDは「0000docomo」。

 現在では多くの機種がWEP方式に加えてWPA2方式をサポートしているが、WEP方式のみをサポートする一部の古いパソコンや携帯ゲーム機などは、11月以降は「docomo Wi-Fi」に接続できなくなるので留意しておく必要がある。廃止されるWEP方式用のSSIDは「docomo」。なお、WEP方式は現在までにいくつかの脆弱性が指摘され、信頼性が低いとされているため、セキュリティの観点からは利用しないことが望ましい。

太田 亮三