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iOS向け「auスマートパス」、修理代金をサポート

iOS向け「auスマートパス」、修理代金をサポート

 KDDIは、スマートフォン向けに提供するサービス「auスマートパス」のiOS版で、4月22日より端末故障時に修理代金を補助する。

 iOS端末では、アップルの補償サービス「Apple Care+」(月額366円)が利用できる。このサービスでは、自然故障では無償で修理し、自損あるいは水没での故障では2年間に2回まで、1回あたり4400円という費用で修理できる。今回、「auスマートパス」では、この「2年間に2回まで、1回4400円」という費用について、修理後にユーザーへサポート費用という形で支払う。これにより2年間に2回までの故障であれば、ユーザーは追加費用を支払うことなく、iPhoneやiPadを修理できる。3年目以降は通常の修理費用がかかる。

 既存の「auスマートパス」ユーザーか、iOS端末購入時に「auスマートパス」を契約したユーザーが利用できる。対象機種は、au版のiPhone 4S/5、iPad、iPad miniとなる。「auスマートパス」のiOS版は4月末まで無料、今後は月額390円となるが、今回の修理代金のサポートは、「auスマートパス」の特典の1つとして提供され、追加料金はかからない。またAndroid版の「auスマートパス」にはない、iOS版だけのサービスとなる。

 補償を受けるには、まず直営店(Apple Store)か、アップルの正規サービスプロバイダーで修理を受け、修理報告書が必要となる。修理から3カ月以内に申請する必要がある。補償の適用は4月22日以降で、それ以前は対象外。修理を受けてKDDI側に修理報告書を送付し、審査の上で補償代金が支払われる。修理報告書の送付~補償の支払いまで、約1カ月程度かかる見込み。

 KDDIでは、iOS版「auスマートパス」を今後、順次拡充する方針。今回は、これまで安心・安全に関する部分での対応に欠けていたとして、第1弾のサービス拡充として提供される。4月にも別の分野で第2弾の取り組みが実施される予定。

関口 聖