ドコモ、豊洲や台場で貸し自転車サービスを開始


 NTTドコモは、豊洲や台場など、江東区臨海部エリアにおいて貸し自転車事業を開始した。

 ドコモは、東京都江東区の「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」の運営事業者。今回の事業は、江東区の「豊洲グリーン・エコアイランド構想」に一環として展開される。

 対象エリアとなる豊洲・東雲・有明・青海・台場の駅周辺において、20カ所の駐輪設備(ステーション)が設置され、300台の自転車が稼働する。利用者は携帯電話から会員登録し、おサイフケータイ機能を利用して自転車の貸出および返却が行える。

 なお、自転車は借りた駐輪設備以外にも返却できる。利用料は60分100円、超過分として30分毎に100円かかる都度会員のほか、月額1000円、日額500円などでも利用できる。クレジットカード決済に対応し、日額の場合はPASMOやSuicaで決済する。レンタルできる時間は7時~22時で、返却は24時間受け付ける。

 自転車の貸出事業は近年、サイクルシェアリングやコミュニティサイクルなどと呼ばれている。ドコモでは、神奈川県横浜市などで自転車の貸出事業を展開しており、今回このノウハウが江東区の臨海部でも活かされる。地域の住人や通勤者の日常の足として、また観光客の移動手段などとして利用される予定。

 




(津田 啓夢)

2012/11/21 16:21