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ドコモ、仙台市とコミュニティサイクル「DATE BIKE」を開始
ドコモ、仙台市とコミュニティサイクル「DATE BIKE」を開始
(2013/2/27 14:37)
NTTドコモは、宮城県仙台市のコミュニティサイクル事業「DATE BIKE」(ダテバイク)を3月16日より開始する。仙台市内中心部の12カ所で自転車100台が配備され提供が開始される。
今回の取り組みは、2012年10月30日に発表された仙台市との協定に基づくもの。ドコモはコミュニティサイクル事業「DATE BIKE」の運営事業者としてサービスを提供する。
「DATE BIKE」の「基本プラン」の利用料は、基本料として最初の60分が100円、以降の延長料金は30分毎に100円。1回の利用における最大請求額は合計1000円となっている。1日乗り放題で1000円の料金プラン「一日パス」も用意される。利用できる時間は8~21時。
利用料の支払いはクレジットカード。乗り放題の「1日パス」は有人受付のDATE BIKEサービスステーションでのみ登録でき、現金で支払う。「1日パス」での利用であっても、返却はすべてのポートで可能。
「DATE BIKE」にはドコモが開発した次世代サイクルシェアリングシステムが採用されており、従来であれば専用のサイクルポート(駐輪場)が備えていた通信機能やGPS、自転車本体の遠隔制御機能などを直接本体に搭載しているのが特徴。これにより、自転車本体のみで貸出・返却管理や施錠管理を完結でき、従来型の専用サイクルポートが不要で、システムの簡素化と導入コストの大幅な削減を可能にしている。
利用にあたってユーザーは、携帯電話で会員登録を行い、貸出を希望するポートの自転車を予約する。予約時に発行されるパスワードを自転車の操作画面に入力すれば、電子錠が自動で開き、利用を開始できる。返却時はポートにて終了ボタンを押し、施錠すれば返却が完了する。ユーザーの怪我などに対応する自転車保険も付保されている。
「DATE BIKE」として配備される自転車はコンパクトな電動アシスト付き自転車で、ヤマハ製の「PAS CITY-C」。身長143cm以上で乗車可能となっている。
サービスが開始される3月16日から4月15日まではキャンペーンが実施され、基本プランで利用した場合、基本料金として設定される最初の30分が無料になる。
「DATE BIKE」では東日本大震災の復興支援も実施される。具体的には、仮設住宅居住者は利用開始から60分までは無料で利用できるようにする。また、売上の一部(3~5%)は復興支援に充当される。