近距離無線「TransferJet」に新機能、著作権コンテンツ対応など


 業界団体のTransferJetコンソーシアムは、非接触型の近距離無線通信技術「TransferJet(トランスファージェット)」において、著作権コンテンツなどに対応する拡張規格を策定した。

 今回策定された規格は、プロトコル変換層と呼ばれる部分に追加されるもので、これにより著作権保護(DRM)のコンテンツをDTCP-IPでホームネットワーク機器へ転送したりできるようになる。技術的には、TransferJetのコネクションレイヤーのデータをシリアル、SD over SCSI、PTP/MTPのプロトコルに割り当てられるほか、2012年第1四半期にもIPストリームを扱う機能が追加される。TransferJet対応のスマートフォンで映画を購入し、同じくTransferJet対応機器経由で自宅内のテレビに映し出す、といった使い方が可能になると見られる。

 同団体では、1月10日に米国で開幕する展示会「2012 International CES」で今後の展開などを展示する。




(関口 聖)

2012/1/6 17:43