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デュアルカメラになった「Moto G5s Plus」発表、3万8800円で10月6日発売

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、SIMロックフリーのAndroidスマートフォンの「Moto G5s Plus」を10月6日に発売する。予約は10月2日から。家電量販店などで販売されるほか、MVNOからも発売される。価格は3万8800円(税抜)。ボディカラーにより発売時期が若干異なり、ルナグレー、ニンバスブルー、ブラッシュゴールドの順に入荷する見込み。

 「Moto G5s Plus」は、3月に発売した「Moto G5 Plus」のカメラを、デュアルカメラに強化したモデル。インカメラも性能を強化しLEDフラッシュが搭載された。また、au VoLTEがサポートされたことで、モトローラのSIMロックフリーのスマートフォンとして初めて、国内の大手3キャリアすべてのネットワークに対応したとうたう。

 ディスプレイサイズは5.2インチから5.5インチに拡大。大きさと重さもわずかに増加している。ボディカラーは、前モデルの追加色であるオックスフォードブルーに代わってニンバスブルーが用意された。

 DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)や、振るだけで機能を利用できるMotoアクション、指紋センサーなど、「Moto G5 Plus」の特徴的な機能を継承する。OSはAndroid 7.1.1で、Android 8.0 Oreoへのバージョンアップが保証される(時期は未定)。外観デザインのイメージは概ね継承されているが、背面にあるモトローラのロゴマーク部分は「Nexus 6」のように凹んだ形状になっている。

「Moto G5s Plus」

デュアルカメラ搭載、さまざまな加工が可能に

 メインカメラは、1300万画素のカメラを2つ搭載するデュアルカメラになった。一方はカラーセンサー、もう一方はモノクロセンサーで、デュアル相関色温度LEDフラッシュも搭載される。

 デュアルカメラにより、深度調整を有効にしたモードで写真を撮影すると、撮影後に、ボケ量の調整や、ピントを合わせるフォーカス位置を変更できる。また、タッチして選んだ被写体以外(背景など)をモノクロにしたり、タッチした被写体を自動的に切り抜いて、ほかの写真に合成したりできる「背景の置き換え」機能も、標準で搭載されている。

 インカメラも強化され、センサーは800万画素になった(前モデルは500万画素)。セルフィー(自分撮り)向けとしてビューティーモードが用意されるほか、首を振るように、左右に端末の角度を変えて撮影する「パノラマ・セルフィー」で、ワイドアングルのセルフィーが可能。露出やホワイトバランスをマニュアルで調整できるプロフェッショナルモードは、インカメラの撮影時にも利用できるようになっている。

 また、インカメラ用のフラッシュが搭載され、撮影時に一瞬発光するモードのほか、点灯し続ける「トーチ」モードも用意されている。トーチモードは、複数回撮影するパノラマ・セルフィーや動画撮影でも、顔を明るく写すことが可能になる。

主な仕様

 ディスプレイサイズは5.5インチ、1920×1080ドットのIPS液晶ディスプレイ。表面ガラスはCorningのGorilla Glass。メモリー(RAM)は4GB、ストレージは32GB。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる(2枚めのSIMカードとの排他利用)。

 チップセットはSnapdragon 625(MSM8953)で、2.0GHz駆動のオクタコア。メインカメラはf2.0で1300万画素×2のデュアルカメラ、インカメラは800万画素。動画は4K 30fpsで撮影できる。

 通信方式と対応バンドは、LTEがバンド1/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41、3Gがバンド1/2/5/8/19(6)、2Gが850/900/1800/1900MHz。SIMカードスロットはnanoSIMカード×2で、LTE+3Gの同時待受が可能。スロット2はmicroSDカードとの排他利用になる。

 無線LANはIEEE802.11a/b/g/n(2.4/5GHz)。Bluetooth 4.2 LE+EDR、フロント指紋センサーを搭載する。

 バッテリー容量は3000mAh。15分の充電で最大6時間使用できる急速充電が可能。パッケージ同梱のACアダプターは、15W出力(5V 3A)。外部端子はmicroUSB。

 大きさは約153.5×76.2×8.04mm、重さは約170g。ボディカラーはルナグレー、ブラッシュゴールド、ニンバスブルー。