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IoTで山間部の遠隔水道検針、KDDIがネットワークシステムやデータ可視化で協力

 KDDIは、山間部におけるIoTと低い周波数帯を利用した水道スマートメーターの技術検証に、ネットワークシステムやデータの可視化で技術協力を行う。期間は2月28日~2018年1月。

 今回の技術検証は、JFEエンジニアリングから技術協力を要請されたSensus Japan(センサス)とミライト・テクノロジーズに対し、KDDIが技術協力する形。通信が届きにくい山間部で実施するもので、2km程度離れた基地局とIoTの水道スマートメーターを、280MHz帯を使用するセンサスの「FlexNet」で接続する。

 検証では、箱根に設置される水道スマートメーター20カ所について、水流量などの計測データを遠隔で収集する。KDDIはネットワークシステムを提供し、クラウドに保存して可視化したデータを、技術協力の要請元であるJFEエンジニアリングに提供する。

 技術検証では、従来のアナログメーターとの制度比較や漏水検知の検証なども実施される。

「FlexNet」に接続された水道スマートメーター