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アサカメ「損害賠償＆削除要請マニュアル」、掲載号が売切続出で3月号にも再掲載へ
2017年2月20日 11:55
朝日新聞出版は、月刊カメラ雑誌「アサヒカメラ」の2017年2月号で特集した「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償＆削除要請マニュアル」について、掲載した2月号の売切れが続出し手に入れられないという声が多かったとして、3月号（2月20日発売）に再掲載する。「アサヒカメラ」の価格は900円（税込）。
同特集は、本誌でも1月20日にニュース記事にしている。まとめサイトの盗用記事などの問題を受けて掲載されたもので、写真の盗用に関する被害例、削除を要請する文書や損害賠償請求の際の文書の実例が弁護士監修の下で掲載された。特集は全8ページ。
アサヒカメラ編集長の佐々木氏は、3月号の編集後記にて「このような記事が話題になるのはいかがなものかという思いもあります」と現状を憂いながらも、ライターやイラスト・漫画の製作者からも支持されたとして、ジャンルを問わず著作権が危機にあると指摘。一方で、「行き過ぎた著作権意識は、写真文化の醸成を阻むことになりかねない」ともしており、畏縮ムードや、本来触れられるはずの作品や論評までが共有できなくなる恐れに懸念を表明、3月号から断続的に「写真と法律」をテーマに特集を展開していくとしている。
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