ニュース

ドコモとユピテル、猫型の対話ロボットを開発

AI活用のカーナビ連携デバイスも検討中

 NTTドコモとユピテルは、ドコモのAI・IoT技術をユピテルの車載器やロボットに搭載した商品を共同で開発すると発表した。第1弾として、対話型AIロボットを共同開発し、2017年中の提供を目指す。

 開発中のロボットは、猫のぬいぐるみにタブレット端末を取り付けたような外観。AI(人工知能)がユーザーと雑談したり、ニュースや天気を知らせたりするコミュニケーションロボットとなっている。

 4人までのユーザーを登録して、顔を識別。ユーザーの趣味や趣向に応じた受け答えが可能で、話の内容に合わせて声色が変化する。会話中、ディスプレイに会話をチャット形式で表示する。

 4インチのタッチディスプレイ、顔認識カメラ、人感センサー、照度センサー、スピーカー、マイクなどを搭載。2.4GHz帯の無線LANに対応し、NTTの自然対話プラットフォーム「Corevo」と連携する。

 このほか両社は、車載型デバイスの共同開発も検討している。車載型デバイスは、カーナビなどに追加して利用できるガイド端末となる見込み。スマートフォン程度の大きさの液晶パネルを搭載し、対話形式の操作に対応し、渋滞情報を案内したり、ユーザーの趣味に応じた近くのイベントを案内したりできる製品を検討しているという。