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富士山エリア化、ドコモは山頂で375Mbps、ソフトバンクは8合目に新基地局

 NTTドコモとソフトバンクはそれぞれ、富士山の山開き期間中に、山頂や登山道でLTE通信サービスを提供すると発表した。

 29日にはKDDIも同様の発表を行っているほか、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は無料の富士山の山小屋でWi-Fiサービスを提供すると発表している(※関連記事)。

NTTドコモ

 NTTドコモはシーズン中、富士山頂で下り最大375MbpsのLTEサービス「PREMIUM 4G」を提供する。期間は7月10日~8月下旬の予定。

富士山頂基地局の設置作業風景

 また、通年でLTEエリアとなっている登山口・登山道でも、下り最大337.5Mbpsに高速化される。今年は新たに吉田ルートをLTEエリア化し、富士宮、須走、御殿場、吉田の4ルートでLTEサービスを提供する。

 富士山頂の下り最大375Mbps通信および、登山道での下り最大337.5Mbps通信に対応する機種は、2016年夏モデルの「Galaxy S7 edge SC-02H」と「Xperia X Performance SO-04H」の2機種。

 なお、2015年冬モデルの「AQUOS ZETA SH-01H」は、規格上は下り最大375Mbpsの通信が可能だが、提供される周波数帯の関係上、山頂では下り最大337.5Mbps、登山道では下り最大300Mbpsの通信となる。

 このほか、山小屋で「docomo Wi-Fi」を提供する。吉田ルート上の18の山小屋にはタブレット端末を設置し、滞在客がdTVなどのコンテンツサービスを楽しんだり、はなして翻訳などの翻訳サービスを利用できるようにする。

ソフトバンク

 ソフトバンクは、富士山頂に下り最大187.5Mbpsの臨時基地局を設置する。期間は7月上旬~9月上旬。また、富士宮、須走、御殿場、吉田の4登山道は通年でエリア化されており、LTE通信が利用できる。また、須走、吉田口の8合目付近では、新たに基地局を設置する。