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Wi2が「富士山 Wi-Fi」、シーズン中に全山小屋で無料提供

auは山頂と登山ルートをエリア化

 ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は、富士山の登山シーズンにあわせ、全山小屋と関連施設で、無料の公衆無線LANサービス「富士山 Wi-Fi」を提供する。また、KDDIでは登山シーズン中、富士山頂をauエリア化する。

 「富士山 Wi-Fi」は、富士山を訪れた全ての人が利用できる公衆無線LANサービス。提供期間は7月10日~9月10日(予定)。各山小屋では、営業期間中に提供される。Wi-Fiに接続し、SNSアカウントかEメールを登録すれば、無料で利用可能。

 auユーザーは、「au Wi-Fi SPOT」として簡単に利用できる。訪日外国人観光客向けサービス「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」にも対応している。

 対象スポットは、富士山の全ての山小屋を含む49カ所と、富士山静岡空港。静岡県および山梨県の受託事業者として、Wi2が提供する。

「富士山 Wi-Fi」提供スポット一覧

KDDIは富士山頂をエリア化、訪日外国人向けの多言語観光案内も

 KDDIでは、富士山頂と山小屋周辺をauのLTEエリア化する。提供期間は7月5日~9月上旬。

 吉田、富士宮、須走、御殿場の各ルートの登山口と登山道は、通年でLTEエリア化されているため、登山中もLTE通信を利用できる。

 今年より、富士宮ルートと御殿場ルートをつなぐ通称「プリンスルート」でも対策を行い、エリア品質を向上する。また、各ルートの山小屋では、中継装置による対策を実施する。

 また、KDDIは、吉田、富士宮、須走、御殿場の各登山口にて、多言語音声翻訳システムによる観光案内サービスを提供する。30言語以上に対応し、訪日外国人の道案内や登山へのアドバイスを行う。