【Mobile World Congress 2017】
新発表「Blade V8 mini/Lite」や実測970Mbpsの“ギガビットスマホ”を展示するZTE
2017年3月3日 11:41
デュアルカメラのコンパクト版「Blade V8 mini」
5インチHDディスプレイ搭載のBlade V8 miniは、Blade V8(5.2インチフルHD)を小型化したような端末で、ディスプレイのサイズ・解像度は違うものの、プロセッサは同じ「Snapdragon 435」。メインカメラは13メガ+2メガのデュアルカメラ構成で、立体視写真が撮影できる。本体サイズは約143.5×70×8.9mm。
スペックを抑えた「Blade V8 Lite」
「Blade V8 Lite」も5インチHDディスプレイを搭載するが、プロセッサにはMediaTekのMT6750を採用。カメラもシングル構成になるなど、ややローコスト寄りの仕様となっているが、一方で指紋認証やメタリックボディといった仕様はそのままになっている。
有線接続で実測970Mbps「Gigabit Phone」
このほかにも同ブースでは、MWC前日カンファレンスで紹介された「Gigabit Phone」のプロトタイプも展示されている。無線ではなく有線接続の状態だが、970Mbps前後の速度が測定されていた。
これは「Snapdragon 835」を搭載し、4x4 MIMOを2本、2x2 MIMOを1本、それぞれ256QAMで束ねる3波キャリアアグリゲーションで実現するというもの。
実際の街中で出せるような速度でもなく、そもそもそれだけ多くの帯域が使える事業者は世界的にも少ないが、有線接続実験下では、Snapdragon 835を搭載しているソニーのXperia XZ Premiumでも同様のギガビット級の速度で通信している様子が、クアルコムブースで展示されていた。
今回のMWCでZTEはハイエンドモデルを発表していないが、近いうちにこのSnapdragon 835を搭載したギガビット級通信が可能なモデルが登場すると予想される。
「AXON 7 MAX」や「AXON 7」も展示
既存のハイエンドモデルとしては、AXON 7 MAXも体験展示がされている。AXON 7 MAXは昨秋発表された6インチフルHDディスプレイ搭載のハイエンドモデル。
こちらは縦軸方向にデュアルカメラを搭載しているため、横画面(ランドスケープ)状態での立体視画像を撮影できる。さらにディスプレイは視差式立体表示に対応するため、来場者はブース内のミニチュアジオラマを撮影し、そのまま画面上で立体視を体験できるようになっていた。
また、ブースではAXON 7を使ったVRゴーグルも体験できた。こちらはGoogleのDaydreamを使ったもの。AXON 7はGoogleのPixel、モトローラ(レノボ)のMoto Zに続く3機種目のDaydream対応機種に認定されている。