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ZTEの第1四半期決算は27.8%の増益、5Gのネットワークインフラに注力

 中国ZTEは、2017年第1四半期の決算を発表した。モバイルキャリア向けのネットワークソリューションとスマートフォンの売上増加により、27.8%の増益を計上した。売上高は257.5億元だった。

 四半期の売上高の13%近くは研究開発費に充当しており、次世代通信規格の「5G」向けのソリューションの開発に注力している。2019年の商用展開を控え、2018年にはプレ商用展開として、一部のキャリアで5Gの商用サービスをスタートする方針。

 5Gに向けてZTEが開発したFDD-LTEベースのMassive MIMOソリューションに関して、世界最大級のキャリアと提携。Pre5Gと位置づけられる製品は世界30カ国で40のネットワークにおいて展開している。

 有線製品でも5Gに向けた期間ネットワーク製品を開発しているほか、5Gでは低消費電力なモバイル規格の1つ「NB-IoT」でスマートパーキングシステムをプレ商用製品として提供している。

 スマートフォンではVR技術Daydreamに対応した「AXON 7」のアップグレード版や、デュアルカメラの「BLADE V8」を発表。米国ではトップクラスのシェアを維持する。コネクテッド・ビークルの分野では、日本や北米の大手オペレーターと提携し、開発を進めている。

BLADE V8 lite