ニュース

IIJのM2M用データ通信サービスでauのLTE網が利用可能に

ドコモ網とau網でデータ通信量のシェアも可能

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、法人向けのM2M専用データ通信サービス「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」でauの4G LTE対応プラン「タイプK」の受注を開始した。

 IIJでは、これまでNTTドコモのLTE/3G対応の「タイプD」によるサービスを提供してきたが、今回、新たにauの4G LTEネットワークが利用可能となった。サービスはSIMカードで提供され、サイズはmicroとnanoが用意される。SMS機能も標準で用意される。

 特徴的なのは、ドコモ網を利用する「タイプD」とau網を利用する「タイプK」をエリアや用途に応じて補完的に組み合わせられるところ。「タイプD」と「タイプK」のデータ通信量を合算してシェアすることもできる。

 タイプKの料金プランは、通信速度の制限は無いが22時~翌朝6時の深夜の時間帯にのみ通信可能な「プランA」と、上下最大200kbpsに通信速度が制限されるが24時間利用可能な「プランB」の2種類。初期費用は1契約につき3万円、登録手数料は1回線につき3000円。月額費用は「プランA」が1回線300円、「プランB」が1回線460円。月間のデータ通信量が「30MB×回線数」を超えた場合に1パケット(128バイト)0.01円の従量課金が発生する。

 同サービスには、プライベートIPアドレス(NAT)を取得できる「インターネット接続オプション」も用意されており、月額費用が1回線につき200円となっている。初期費用は無料。ただし、最低利用期間が1カ月となっている。

※価格は税別。

湯野 康隆