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KDDIが位置情報専用の法人向け端末を開発

 KDDIは、位置情報専用の端末を開発し、ロケーションを通じて法人向けに提供すると発表した。

「TLI300A」

 今回の取り組みは、法人サービスを提供する「ロケーション」から開発・製造をKDDIが受託したもの。端末はKDDIとワイヤレスデザインの共同開発。法人向けの提供は、料金プランを含めてロケーションから提供される。KDDIは取次を行う。

 開発された端末「TLI300A」は、従来よりも小型で、30分毎の定期位置測位を行った場合、約4週間使用できるという小型位置情報端末。通信網はKDDIのCDMA 1X網を利用する。郵便物の位置追跡、子供の居場所確認など、防犯・セキュリティ、介護・福祉といったさまざまな分野で活用できるとしている。加速度センサーを内蔵し、移動していない状態ではスリープにすることも可能。

 連続待受時間は約550時間。GPS測位にも対応する。大きさは約58×80×8.2mmで、重さは約49g。

太田 亮三