本日の一品

タッチペンがそのままスタンドに、動画視聴にぴったりの「スタンドタッチペン」

 スマホを快適に利用するにあたり、よく用いられるアクセサリを順に挙げていった時、「スタンド」そして「タッチペン」は、どちらもかなり上位に来るのではないだろうか。今回紹介する「スタンドタッチペン」は、この2つを合体させたユニークな製品だ。

先端はシリコン。スマホなど静電容量式のタッチパネルで使用できる
パッケージ。黒のほかシルバーもあるようだ

全長およそ7cm、見た目は一般的なタッチペンと変わらないこの製品の特徴は、後端に、イヤホンジャックへ差し込むためのパーツがついていることだ。これにより、胸ポケットにペンを挿す要領で、スマホのイヤホンジャックにタッチペンを差し込んで固定し、紛失せずに持ち歩ける。利用時にはイヤホンジャックから抜いて使えばよいというわけだ。

ジャック部分は約90度角度が変えられるようになっている
スマホのイヤホンジャックに差し込んで持ち歩ける。背面があまり分厚いケースをつけたままでは、取り付けられない可能性がある

そしてもうひとつの特徴となるのがスタンド機能。イヤホンジャックに差し込むパーツは角度が90度変えられるようになっており、タッチペンを差し込んだままの状態で角度を変えると、立てたスマホを支えられるようになる。市販のフォトフレームで、1本の支柱で背面からフレームを支える仕組みの製品があるが、あれと同じだ。タッチペンが支柱の役目を果たすことで、スタンドとして使えるというわけである。

そのまま90度スイングさせることで簡易スタンドとしても使える。その仕組み上、スマホを立てる向きは横か縦のどちらか一択となる
取り外してタッチペンとして利用しているところ。これはXperia Z3 Compactでの手書き入力の様子

これまでにも、タッチペンを持ち歩きやすくするために、タッチペンのストラップにイヤホンジャックに差し込めるパーツを付けた製品は存在したが、タッチペンを支柱として使い、スタンドの役目を持たせてしまう発想はなかなか面白い。イヤホンジャックに差し込む部品がプラスチックで、あまり荷重をかけると変形して傾いてしまうため、タブレットなどでの利用は難しそうだが、試した限りではファブレット以下のサイズで、卓上でちょっと動画を鑑賞したい場合、また待受時に画面を見やすい角度にしておきたいという用途には十分使える。

また、この製品がわずか100円であり、いわゆる百均で販売されているのにも驚きだ。ペン先にシリコンを使い、静電容量式パネルに対するタッチペンとしての性能も十分なので、単機能のタッチペンが数百円程度することを考えても、お買い得感は非常に高い。家電量販店ルートではあまり流通していないと思われるので、売られている現場に出くわす機会は少なそうだが、百均などで運良く遭遇できれば、ぜひゲットして試してみてほしい。

iPhone 5sに取り付けたところ。イヤホンジャックが本体下部にあるとこのほうに差し込む方向が上下逆になる
こちらも簡易スタンドとして支障なく使える。重量に負けて傾く場合は、この写真とは天地逆に置いたほうが安定する
製品名販売元購入価格
スタンドタッチペンマコト108円

山口 真弘