本日の一品
マグネットパワーでケーブルが絡まないAnkerのモバイルバッテリー
(2015/4/22 06:00)
マグネットパワーと聞くとクロスボンバーを連想してしまうが、まだおっさんではないと思いたい。それはさておき、筆者はモバイルバッテリーを1個だけ持っているが、これが大容量な分、ずしっと重いうえにかさばるので、持ち運びがちょっとしにくい。大容量モバイルバッテリーは、日常利用というよりは、旅行や1日中エージェント活動するような時に活躍するもの。普段使い用に小さくて軽い製品が欲しくなった。普段使いなので、それに向いた機能があればなお良いのだが……。
そこで今回購入したのが、Ankerの「Zolo マグネットモバイルバッテリー」(3000mAh版)だ。Ankerは2015年3月末にマグネットを利用したガジェットを「Zolo」ブランドとして数種類発売しており、本製品はその中の1つである。
バッテリー容量は3000mAhと、最近のスマートフォンなら1回フル充電できるか、ギリギリできないか、くらい。USBポートも1つとモバイルバッテリーとしての機能は控えめだが、その分小さくて持ち運びやすい大きさ。また、本体に埋め込まれたLEDはバッテリー残量を5段階表示してくれるインジケータとして働き、LED部を指でなぞると光るようにもなっていて、確認方法としてはユニークで楽しい。
本製品のポイントはその製品名の通り、磁力を活用した使い方だ。本体と付属のUSBケーブルにはマグネットが仕込まれており、互いを近づけるとピタッとくっつく。そのため、カバンやリュックに本製品をしまっていても、ケーブルが絡まったり、ケーブル自体がどこかに行ってしまった、なんてことを防げる。ありそうでなかったアイデア製品だ。
ではiOS用のLightningケーブルや付属以外のUSBケーブルでは磁力を利用できないかというと、そんなことはない。直径3mmまでのケーブルを挟み込める付属のマグネットクリップを使えば、マグネットケーブルと同等の使い方ができる。
マグネットを使っているのがメリットだが、やはり磁力に影響を受けやすい磁気カードなどを近づけるのは危険だ。カバンやリュックに本製品を入れる際は、収納場所にできるだけ気を付けたい。筆者の場合はとりあえず、何も入れていない上着のポケットに本製品を忍ばせている。
なお、「Zolo」シリーズにはバッテリー容量の大きい12000mAh版や、本製品をくっつけて片手持ちしやすくするマグネットタイプのiPhoneケースなどもラインアップされている。これからもマグネットを活用したお役立ちガジェットがどんどん生まれ、より快適なマグネットライフが送れるようになれば、と思っている。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Zolo マグネットモバイルバッテリー 3000mAh | Anker | 2299円 |