貼るだけで入力しやすくなるMacBook Pro用スタンド「Kickflip」

Bluelounge Kickflip MacBook Pro用フリップスタンド 13インチ

　初めて13インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルのユーザーになってから約半年。それまで抱えていたパソコンと自分との不整合が大きく解消され、かなり満足している。ただ、キーボードの角度が不満点で、熱を持つところが不安要素だった。そこで何かいいものはないかと探したところ見つけたのが、Blueloungeの「Kickflip」という製品だ。

　「Kickflip」はMacBook Proの裏に吸着パッドで貼り付けておき、必要なときだけ足を立てるという非常にシンプルなもの。筆者が購入したのは13インチのMacBook Pro用のもので、サイズは横23cm、広げた（閉じた）状態が約5.5cm。足を立てると一番高いヒンジ付近が約3cm高くなる。

こんなものを貼り付けるだけ

裏面に吸着パッドがついているので、シートを剥がす

　取付けは非常に簡単で、シールを剥がして本体に貼り付けるだけ。吸着パッドなので、貼り直しも簡単にできる。たったこれだけなのだが、ちょっと持ち上げてパタンと立てると実に絶妙な角度になるから嬉しい。できた空間のおかげで熱も逃げやすくなり、キーボードも非常に入力しやすくなった。傾斜がつくとこれほど使用感が変わるものかと驚かされた。

貼り付けた状態

足を立てるだけ

足を立てない状態

足を立てた状態

　スタンドと本体が一体化しているので、外出時でも絶対に忘れないところや、かさばらないところも気に入っている。足を寝かせた状態では、スタンド部分だけ約5mmほど厚くなるが、カバンのパソコン用ポケットに入れるには問題ない。むしろ本体を閉じた状態で持ったとき、指がかかる場所ができて安心できるくらいだ。また、出先でテーブルがない場所でも、太ももの上で立てると入力しやすくなって助かる。すでに2カ月ほど使用しているが、今のところシールが剥がれる気配もなく状態も良好だ。

後ろから見た様子

傾斜がつくので、よりタイピングしやすくなる

　唯一注意したいのは、スタンドを立てた状態で、マシン本体を奥にスライドさせないようにすること。キーボードの手前にスペースを作ろうとずらすことはあると思う。このとき無理をするとスタンドが倒れて、マシンが机上に落ちてしまうからだ。大きな衝撃ではないものの、万が一ということもありうるので気をつけよう。

熱も逃げやすい状態に