本日の一品

堅牢でたった36g 超軽量な古紙のペンケース「パルプストレージ」

 筆者にとって最近のペンケースは、内部に収納する筆記具や定規などを外部のさまざまなものから保護し、一度にまとめて目的の場所まで運び、そこで便利に効果的に使うための筆記具専用のモバイルケースだ。

衝撃吸収系の配送ケースにもありそうな古紙の素材で作られたパルプストレージ

 単に”筆箱”と呼ばれていた昔は、薄くて長い金属やプラスティック、セルロイド素材の四角い箱のようなデザインが一般的だった。しかし、なにより個性的であることが重要な昨今、ペンケースにもいろいろなバリエーションが登場しては消えている。

 ペンケースのトレンドは、軽量性を追求したきわめて可搬性の高い商品や、使う場所で便利な形状に変化するモノ、大容量なコンテナ系のモノなど、その種類は多彩だ。

 本日ご紹介する「PULP STORAGE」(パルプストレージ)は、ただ軽量なだけでなく、さまざまな効果が期待される”エコ時代のペンケース”なのだ。

筆者はベージュ(左)とグレイ(右)の2つを購入

 筆者が購入したのはパルプストレージのベージュとグレイ。他にホワイトカラーがあり、全部で三色のモデルが提供されている。ベージュは段ボールの古紙が材料。グレイは古新聞紙が原料だ。そしてホワイトは古新聞紙と古牛乳パックが原料なのだそうだ。

古新聞紙が素材のグレイカラーは、たったの36gしかない
専用のゴムバンドで密閉度も高く、収納物が自然に出る可能性はない

 パルプストレージは、実測したところたったの36gときわめて軽量だ。いずれもお揃いの黒いゴムバンドで固定することで、フタをしっかりと閉じられ、持ち運びなどの移動の際にも収納物が飛び出ることはなくなかなか安心な構造だ。

 そしてエコ対策として、ゴムバンドを外すだけで、”紙ゴミ”としてリサイクルが可能だ。

 軽量なだけではなくその収容力もストレージという呼び名に恥じないキャパシティだ。鉛筆スタイルの筆記具なら軽く十数本は入れられる。変形のコンパス系や短い定規、太いボールペン、マーカー類などをミックスしても、6~8本は楽々収納できた。

さまざまな形状の筆記具やステーショナリーを入れて持ち歩くことができる収納力

 パルプストレージのもう一つの便利さは、収納ボックスのように何個も重ねて保管できることだ。いくつかのストレージごとに入れる筆記具を分けて保管しておき、出かけるときには、その時の最適な組み合わせを選択して、別のパルプストレージに収納して持ち歩くという使い方も可能だ。価格も約500円とリーズナブルなので複数のパルプストレージを同時に使用して便利に楽しみたいアイテムだ。

複数のパルプストレージをスタックして保管でき、省スペース性に優れる
製品名販売元購入価格
パルプストレージデザインフィル496円

ゼロ・ハリ