メガネ家族に捧げる緊急用メガネ

　スマートフォンが普及し、日々見つめるディスプレイはますます精細になり、さまざまな情報が詰まるようになった。が、スマホに依存すると、目が悪くなりやすくなるのも事実。家族の全員が、ないしは家族のほとんどが近眼で、メガネ着用率が高いという家族もあるだろう。筆者の家族もそうだ。

　近視の人にとっては、いつもの眼鏡がなくなっているというのは、大ピンチであり、メガネがないと落ち着かなくてしょうがない。そうそう大事なメガネをなくすことはないが、メガネユーザーが2人、3人、4人と増えれば、それだけ家族の誰かが「メガネが見つからない～」と放浪する可能性が増えるわけで。

横から見ると普通のメガネと同じだが、前から見ると不思議なメガネに

　そんな家族にお勧めの一品が、アドレンズの非常事態用救急メガネ「アドレンズエマージェンシー」だ。アドレンズは、度数を調整できるメガネをリリースしているが、その中でも本製品は、災害時や、うっかりメガネを壊してしまった時など、もしもの時に自分で度数を調節できるメガネなのだ。裸眼時で0.02～1.2まで対応し、さらに老眼や遠視にも対応する。フレームの左右には調節ツマミがあり、右目と左目でレンズの厚みを変え、屈折度数を変化することで、別々に度数の調節が可能だ。もしもの時用だからか、レンズ部分には衝撃に強く耐久性に優れたポリカーポネートを採用している。

　さて使ってみると、筆者は乱視が入っているので、オーダーメードのメガネ同様の快適さが得られるわけではないけれど、ぼやっと見えているものがくっきりと見えるようになるのでありがたい。仕様では「どなたでもご使用いただけるフリーサイズ」とは書いてあるけれど、頭が大きめな筆者が着用すると、きつめだった。

　緊急用に家に置いておくだけではもったいない。たとえばメガネ軍団が寝泊まりする旅行などにおいても、持っていくと話のネタにもなるし、頼りになる人間と思われる、役立つ一品となろう。