本日の一品

スマホのUSBはもっと使えるはず! タコ足ハブでUSBポートを活用!!

 みなさんはスマートフォンのUSBポートを有効活用しているだろうか。ほとんどは充電か、パソコンとのデータ転送の時にしか活躍していないのでは? 実際にはパソコンと同じようにさまざまなUSB機器を接続して使える機種が増えてきているのに、あまり注目されないスマートフォンのUSBポート……。

四つ又のスマホ用USBハブ「Micro USB OTG Charge HUB」

 そんな不遇のUSBポートをガンガン使ってみよう!ということで、手に入れたのが「Micro USB OTG Charge HUB」というアイテム。スマートフォンなどのmicro USBポートに接続して分岐できるUSBハブで、タコ足のように4本に分かれているのがポイントだ。

USBタイプAのメス端子×3とmicro USBのメス端子×1の4分岐
スマートフォンのUSBポートに接続

 4本のうち3本は標準的なUSBタイプAのメス端子。いわゆるOTG(On the Go)ケーブルなので、USBマウス、USBキーボード、USBメモリなどを接続して使えるのはもちろん、試したところではUSB DACも動作した。残る1本はmicro USBのメス端子になっているのだけれど、これはOTGケーブルとして使うことはできない。では何に使えるのかというと、充電だ。

USB DACも問題なく動作

 4本のケーブルが集合している部分にスイッチが設けられていて、これを“OTG”から“Charge”へ切り替えることで、モバイルバッテリーなどからUSBケーブルを接続して端末を充電できる。4本のどれに接続しても充電できるが、一般的にACアダプターやモバイルバッテリーから伸ばしたUSBケーブルの出口はmicro USB端子になっているだろうから、ここで1本だけあるmicro USBメス端子を活用できるわけ。

集合部のスイッチをカチッと切り替えればOTGモードと充電モードを切り替えられる

 したがって、複数のUSB機器を同時に使いつつ、端末のバッテリーが減ってきたらスイッチ1つで切り替えて充電できることになる。いちいち充電のためにUSBケーブルを差し替える必要がなく、長時間楽に使い続けられるのがとっても便利なのだ。3つでは足りない!もっとたくさんのUSB機器を使いたい!と思ったら、別途通常のUSBハブでさらに分岐すればOKだ。

一般的なUSBハブも使えるので、好きなだけ(電力が足りる限り)つなげよう

 モバイル端末にはワイヤレス機器が似合う、という考え方もあるだろうけれど、周辺機器の電池まで意識しなければならないのが、個人的には面倒に感じつつある昨今。Bluetoothだとペアリングしたのに再接続がスムーズにいかず、使い始めるまでに余計な手間がかかったりするうっとうしさも、わりとありがちだ。

 USB接続はそんな心配がなく、つなげば即使えるというシンプルさがグッド。ケーブルがある分携帯性は落ちてしまうとはいえ、使わなくなった古いUSBマウス・キーボードを再利用して、デスクトップパソコンっぽい使い勝手を実現してみるのもけっこうオツだ。

ハブが4本足なので、クモ型のスマホホルダーを使って本体を固定してみた
こんな風にデスクトップパソコンっぽく使いこなせる。実際の操作もなかなか快適
製品名販売元購入価格
Micro USB OTG Charge HUBルートアール980円

日沼諭史