本日の一品

10倍返しだ! 乳酸菌ライフを満喫できるヨーグルトメーカー

グリーンハウス「ヨーグルトメーカー GH-KYGB500」

 全国のヨーグルト好き、便秘に悩む老若男女、とりあえず「10倍返しだ!」と叫びたいあなたに猛烈におすすめしたいアイテムがこれ、グリーンハウスのヨーグルトメーカー「GH-KYGB500」だ。

 乳酸菌を発酵させて作るヨーグルトは、一般の家庭で手作りするのはなかなか難しい。乳酸菌にとって発酵にほどよい温度を長時間保たなければならないし、そもそも何を使って、どういう風に作ればいいのかわからない、という人も多いのではないだろうか。もちろん筆者も知らなかった。

 しかしこのヨーグルトメーカー「GH-KYGB500」があれば、フツーにスーパーで売っているプレーンヨーグルトと、フツーにスーパーで売っている牛乳を用意するだけで、おいしいヨーグルトを大量生産できてしまうのである。

 作り方は簡単。付属の専用容器に50gのヨーグルトを入れ、牛乳を注いで500gにし、よくかきまぜてフタをしたうえでヨーグルトメーカーにセットする。あとはタイマーを6時間に設定してスタートボタンを押し、待つだけだ。たったこれだけの手順で、ヨーグルトメーカーが内部温度を40度前後に保ち、効率的に発酵させ、50gだったヨーグルトが6時間後には500g、およそ10倍の量のヨーグルトに変身する。

500ml用の専用容器
1食分にちょうど良さそうな180ml作れる小型の専用容器も2個付属
まずは熱湯で容器とスプーンを殺菌
ヨーグルトを50g入れる
次に牛乳を注いで500gに。マニュアルでは500ml注ぐとあるけれど、こぼれやすくなるので少なめがいいかも
よくかきまぜよう
フタをして本体にセットし、タイマーを6時間に設定

 ここで自作ヨーグルトがどれくらいおトクになるのか計算してみよう。スーパーで売られているヨーグルトは、450gでだいたい200円。牛乳は1リットルで200円くらいだった。1回に50gのヨーグルトを使うので、1パックで9回分、1回当たり22円ほど。牛乳は1リットルの半分近く消費するから、1回当たり100円とする。ヨーグルトメーカーの消費電力は、ワットチェッカーで見たところ数ワットだったので、電気料金はほとんど無視できるだろう。ということは、計122円くらいで500gのヨーグルトができることになる。

 どんなに安売りしているヨーグルトでも、たぶん1パック122円を下ることはないと思う。しかも市販品よりできあがりは50gほど多いのだから、コスト面では絶対におトク。もちろん、できあがったヨーグルトを元手にさらにヨーグルトを生産することもできるし、ヨーグルトを改めて買うよりもゴミが少ないのでエコにもつながりそう。ヨーグルトメーカーの本体価格を考慮しても、頻繁に使う人ならわりとすぐに元が取れるんじゃないだろうか。

6時間たって開けてみると、そこには大量のヨーグルトが!
ヨーグルトソースをかけていただきます

 で、肝心の味の方は、数種類の牛乳やヨーグルトを元に作ってみたところ、それぞれの違いはさほど感じられなかったものの、なんとなく市販品のヨーグルトより酸味が少なく、すっきりした味わい。発行させる時間を長くすると酸味が増えるとのことなので、好みに合わせて設定時間を変えるのも良い。お通じに悩んでいる妻の感想では「市販品より食べやすいし、効果てきめん」とのこと。

 いいことづくめのヨーグルトメーカーだけれど、ちょっと注意しておきたいのは、作る前に容器やスプーンを熱湯で殺菌する必要があること。ここがやや手間のかかる部分ではあるのだけれど、そうしないと乳酸菌と一緒に雑菌もほどよく繁殖するので、大変なことになってしまう。

 とにかく、ヨーグルトメーカーでヨーグルトを生産し始めると、当然ながら牛乳の消費量がハンパなく増えるから、牛乳は確実に冷蔵庫にストックしておきたい。じゃんじゃんヨーグルトを増やしてじゃんじゃん食べて、みなさんも健康的な胃腸を手に入れてみてはいかがだろうか。

製品名販売元購入場所購入価格
ヨーグルトメーカー GH-KYGB500-PK ピンクグリーンハウスグリーンハウスストア3080円

日沼諭史