本日の一品
カード型ガジェットフェチなら絶対にほしい「CARDSHARP」
(2013/12/3 06:00)
一時、クレジットカードサイズの文具やTOOLキットが流行したことがあった。当時ほど人気があるわけではないが、クレジットカード・サイズにこだわったアイテムは、今も世界中のあちこちでさまざまな商品が毎日のように登場してきている。
ここ最近、筆者が凝っているモノは、microUSBケーブルの充電、データシンク機能をモビリティに優れたクレジットカードサイズに凝縮した製品だ。そんなカードサイズ・コレクションに強力な仲間が加わった。
今回ご紹介するのは、「CARDSHARP」と名付けられた商品。その名の通り、カードサイズのとがったナイフで、携帯時には、危険な刃の部分をカードサイズにきちんと収め、現場で必要なときに素早く取り出して使えるというものだ。
CARDSHARPは、基本的にアイディア先行の商品ではあるが、まじめに研究された実用的なアプローチや素材の採用が不可欠な商品でもある。また、同業他社の競合アイテムと比較して差別化するには、カードサイズから実用品であるナイフへ変身させるユニークなトランスフォーム方法や凝ったギミックが必要となる。
「CARDSHARP」の場合、カードからナイフにトランスフォームさせるのは、慣れてくればほんの数秒だ。まずは順序を追って見てみよう。
まずCARDSHARPの中心であるナイフ部分の先に見える緑色の部分にある安全装置の役目をしている丸い部分を緑色が見えなくなるまでつめ先で回転させると、ナイフの先が手前に引き出せる状態になる。
シーソーのようになって浮き上がった刃を手前に引き起こし、本体を裏返し、刃の先を前にして持ち、次に握り手の一部になる左下の小さな三角形をしている部分を谷折りにする。
最後に右側の大きな三角形部分を同じく谷折りにして、2つの三角形を繋いで刃を固定する。この3ステップでカードはほんの僅かな時間でナイフに変身する。カードスタイルに戻すには、組み立ての逆の動作を行う。
持ち手の部分は、人が握ったりする力が加わっているので、カード状態に戻しても、2枚の三角形の部分が裏側に向かって逆反りしてしまう癖がつく傾向がある。しかし、素材そのものがフレキシブルな素材なので、何度か手前に折り返す動作を行うことで以前のような薄いカード状態を保つことは可能だ。
CARDSHARPは、日常、頻繁に組み立てたり戻したりする目的のナイフではなく、普段は、緊急避難袋に入れておいたり、サイフや名刺入れに入れておき、何かの場合に取り出して使う商品だ。タフなサバイバルナイフと勘違いして日常使いでこき使うアイテムではないので、その辺りが理解できるユーザー向けのアイディア一品だ。
製品名 | 販売場所 | 価格 |
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CARDSHARP | アマゾン | 490円 |