ケースだけ、アダプターだけにもなるHDDケース


半透明で中がなんとなく見えるのがありがたい

 最近、Serial ATA接続の2.5インチHDDをUSBでパソコンに接続できるようにする製品が必要になった。変換ケーブルでもケースでもいいのだが、せっかく買うなら一番自分のライフスタイルに合った製品をゲットしようと、家電量販店の店頭で見て、各メーカーのWebサイトを見て、悩んだ。

 候補に挙がったうち、定番の製品はHDDケースで、ねじ不要で簡単にHDDを装着・搭載できるケース。もうひとつは、バルク(バラ売り)HDDを、カバーをつけずに直にクレードルのような“台”に装着するタイプ。どちらもさまざまなメーカーから発売されている。

 あるメーカーは、バルクHDDを保護するためだけの、変換アダプターの機能がないケースもラインナップしている。ならば、そうした単なるケースになり、必要に応じて変換アダプターが取り付けられるものは都合がよさそうだ。しかし、そういう製品はどこのメーカーでも出しているわけではなく、ようやく見つけたのがサンワサプライの「TK-RF25SAU5」だ。

 パッケージには、誰でも簡単に装着でき、装着するとLEDライトが点灯するSATA-USB2.0変換アダプター(ケーブル)が付属している。バルクHDDにこの変換ケーブルを装着するだけでも使えるので、ものぐさモードの時は大変便利。

 パッケージにはHDD用のケースも付属している。9.5mm厚以下のHDDがぴったりと収まり、ケース内部には振動を吸収するパッドもついている。変換ケーブルと保護ケースは分離でき、それぞれ個別に利用できる。両方を組み合わせれば、持ち運べるUSB2.0接続の外付けHDDのできあがりとなる。他のHDDケース同様、簡単に装着できる。

 「TK-RF25SAU5」の保護ケースは半透明のプラスチック。持ち運ぶことがメインであれば放熱効果の高い金属ケースの方がいいだろう。金属製ケースにない強みは、中のバルクHDDのラベルが見えること。バルクHDDが何台も余っていて、どのHDDをケースに入れたのかチェックする必要があるような、筆者みたいな人には効果的な一品というわけだ。


もちろんHDDは隙間無くぴったり入る変換コネクタだけでもこのように使える

 

製品名製造元購入価格
TK-RF25SAU5サンワサプライ1280円

 

 

(山谷 剛史)

2012/7/23 06:00