書類クリップにも、ポストカード・ハンガーにも「Bird Clip」
バードクリップは写真やカードをハンギングするクリップだ |
東京人で文具好きなら、銀座伊東屋さんのトレードマークになっている“赤いクリップ”は一度は見たことがあるだろう。針金を長円形に丸めて書類や紙片を挟んで管理するクリップが生まれたのは今から120年くらい前の英国らしい。残念ながら発明者も誰かわかっておらず、特許の取得などもされていないようだ。
本来、クリップとは何かモノを挟む道具だ。最も一般的な「ゼムクリップ」は、書類を束ねてバラけないようにするビジネスでは必須のアイテムだ。昨今は多種多様なデザインや形状が売りだされ、価格もピンからキリまで存在する。
文具界だけではなく、クリップと名の付くものは、技術系のアイテムにも、鰐口クリップやミノムシクリップなどユニークで楽しいツールも多い。ヘアークリップやマネークリップも機能的には同類項だろう。一方、ウェブクリップやクリップアートなどは、本来の意味は「挟む」ではないが、結果としての“何かをまとめておく”という雰囲気で言えば親戚みたいなものだ。
今回ご紹介するクリップは、スナップ写真や絵葉書、ユニークで楽しいショップカードなどをハングするやや大きめのクリップだ。大きめのクリップの上にあたかも黒い鳥がとまっているようなデザインのクリップは、「Bird Clip」と名付けられ、クリップ本来の書類のクリップとしても、読書中のインデックスとしても利用することができる。
ゼムクリップ部分は強い金属素材でできている。そして写真や絵葉書、ショップカードなどをバードクリップで固定して吊るすための強靭な紐として“ファブリックワイヤー”が同梱されている。ファブリックワイヤーは、昨今なら、たるまず緩まず型崩れしない矯正力のある特性が気に入られて、女性のセクシー系ファンデーションの主要パーツとして採用されている信頼性の高い素材だ。
黒くてシルエットのようなバードクリップの鳥は全部で4種類、各2羽の合計8羽入っている。カラー展開を、いたずらにカラフルに走ることなく、シックに大人のイメージでまとめあげたバードクリップは、クラシカルなステーショナリーとの組み合わせでも、モダンなインテリアの部屋のフォトクリップハンガーとしてもマッチングは良いだろう。逆にハズシ方の難しいステーショナリーガジェットだ。
ボックスには4種類の鳥が各2羽、合計8羽入っている。 | インデックスクリップとして使うことも問題ない。もちろんデザイン的にマッチを狙いたい |
クラシカルなイメージのステーショナリーとは相性抜群だ | こんな風になったら失敗かも……センスよくがんばってくださいませ |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
Bird Clip | 1050円 | amazon.co.jp |
2012/7/24 06:00