つば付き帽子が即ヘッドライトになる「キャップ・ライト」


キャップ・ライト

 以前から、非常用のライトとして、向いている方向を確実に照らしてくれるヘッドライトがあると便利だろうとは思っていた。しかし、あのゴムバンドによる締め付けがどうも苦手。結構かさばるし、すぐ頭痛がしてくるからだ。出番を考えると大がかりな専用品はどうかという思いもあり、「キャップ・ライト」なるものを入手してみた。

 これはCR2032のボタン電池2個(付属)で使える、ハンディサイズのLEDライトなのだが、2つのクリップにより、帽子のつばに取り付けられるのが特徴なのだ。スイッチはライトをつばにつけた状態で右側にあり、1回押すとLED5つが全点灯、さらに押すと点滅、3回目で消灯になる。

 これなら、手元をフリーにしたいときは帽子にとりつけられるし、もちろん手に持って照らしてもいい。置いた状態で正面を照らすこともできる。明るさとしては、専用のヘッドライトほど広範囲を照らせるわけではないが、自分の前方を照らすには十分。説明では連続点灯50時間ということなので、非常用ライトととして重宝しそうなのである。

 「よーしこれなら完璧!」と思ったのもつかの間。筆者は帽子を持っていないことに気づいた! これはヘッドライトとして使用するには致命的な問題である。慌てて100円ショップに赴き、つばのついた日よけ的なものを購入。キャディーさん風ではあるが、「キャップ・ライト」がヘッドライトとして使える状態になった。

 考えてみたら、女性でつば付きの帽子をかぶっている方は多くはなさそう……。麦わら帽子では大きすぎるし、ニット帽や、フェミニンさを醸すモダンガール風の帽子では固定できない。野球帽風の帽子が一番安全かもしれない。非常用の備えとしてお考えの方は、必ず帽子とセットで用意しておこう。

LEDが5つついているCR2032ボタン電池は2個付属
もちろん電池は交換できるスイッチは電池蓋の脇についている
点灯させたところ帽子のつばにつけるとヘッドライトに
アウトドアでの作業にもよさげ

 

製品名販売元購入価格
キャップ・ライトコーヨー980円

 

(すずまり)

2011/9/14 06:00