スマートフォンの電池対策もバッチリ! ポケットチャージャー01


スマートフォンにこれ一台。バッテリー対策に持っておきたい。普段利用しているSO-01Bもこれで充電バッチリ!

 スマートフォンを常に複数台所持する筆者には多数の弱点がある。雨に弱いとか圏外に弱いといったものもあるのだが、やはり心配なのはバッテリー対策。スマートフォンといえばバッテリーの持ちがあまり良くない、というのは常識(?)になりつつあるが、筆者も例外ではない。そのため、基本的には大容量のモバイルブースター「KBC-L2BS」を持ち歩いているのだが、普段は職場でもある程度充電できるので、大容量モバイルブースターほどでなくてもいいのかなと思っていた矢先に、NTTドコモより純正のモバイルブースターともいえる「ポケットチャージャー01」が発売されたのである。

 販売が開始されたのは、2011年7月7日。その次の日である8日に最寄りのドコモショップで求めたのだが、残念ながら品切れとのこと。結局、少し離れたドコモショップにて取り置きをしてもらえたため、幸いにも購入できた。購入価格は1890円。ドコモ純正品で、ドコモポイントも利用できる。

 この「ポケットチャージャー01」を利用してみて、すぐに気に入った。何が良いって、まずはサイズ。「KBC-L2BS」と比べて約半分の大きさになっており、ポケットに入れても重さを感じさせない。そしてスマートフォン用に用意された製品だけあり、初めからmicroUSBケーブルが付属しているので、別途ケーブルを購入する必要なくスマートフォンを充電ができる。さらに、バッテリー残量の確認がしやすい。というのも、KBC-L2BSでは青色LEDの点灯や点滅で残量を確認できたのだが、「ポケットチャージャー01」は黄>オレンジ>赤という色でバッテリーの残量を表示する。おかげで、一目でバッテリー残量の把握が可能になった。

 心配なのは容量なのだが、スマートフォンを1回フル充電できるぐらいの、2500mAh。さすがに、KBC-L2BSの5000mAhと比べると半分の容量だが、普段使い用の外部バッテリーとしては十分な容量だと思う。筆者は仕事中に、スマートフォンで調べ物をしたり、メールを多用したりするほか、地図アプリも頻繁に利用する。スマートフォンのバッテリー残量が減ってくると気になって仕方がない性格なのだが、「ポケットチャージャー01」を所持していることで安心して利用できる。

 この「ポケットチャージャー01」は、三洋電機の「eneloop」がベースとなっているのだが、ドコモ純正品という位置づけもあり、保証もドコモショップで受けられる。ここも比較的安心して利用できるポイントだ。ちなみに水没判定用のシールはバッテリーの裏面に貼られているのだが、透明フィルムで保護してあるので、それほど神経質にならなくても利用できそうだ。

 旅行や出張など、長時間充電できない環境になる場合には、はやり大容量の外部バッテリーが欲しくなってくる。だが、普段使いで「ちょっとバッテリー足りないかな」といった場合には、今回紹介したような、小型の「ポケットチャージャー01」ぐらいが本当にちょうどいい。ただでさえバッテリーの減りが早いスマートフォンを持っている場合には、これぐらいのモバイルブースターを持ち歩くのが精神的にも楽になってくる。価格も購入しやすい価格なので、持っておいて損はしないだろう。

箱はいたってシンプル。ドコモの純正品らしい(?)箱ともいえなくもない出力はUSB。最大でDC5.0V 1Aの高出力が可能だ
バッテリーへの入力はmicroUSB。スマートフォン用充電ケーブルで「ポケットチャージャー01」本体も充電できるという仕組み製造元は三洋電機。3.7V 2500mAhとなかなか大容量のバッテリー
電源ボタンを押すと、現在の充電量が色で確認できる。黄色の場合は70%以上入っているということ。容量が減ってくると、オレンジ→赤と変化していくKBC-L2BSとの大きさ比較。大きさは約半分になっており、持ちやすいサイズになっている

 

製品名販売元購入価格
ポケットチャージャー01NTTドコモ1890円

 

(布施繁樹)

2011/7/21 06:00