トラックボール付きの手のひらキーボード
ミニワイヤレスキーボード N5901 の本体。手のひらサイズで小さい |
2010年末になって、レノボ・ジャパンが国内版として「ミニワイヤレスキーボード N5901」を売り出すというニュースを聞き、発売初日にポチッたのがこの製品。サブマシン用に小さくてワイヤレスなキーボード、そしてマウスに相当するデバイスが付いたモノが欲しいと思っていた自分にとってジャストだったからだ。
実はこの製品、2010年初めにアキバ界隈で並行輸入品が先行して販売されていた。そのときに買おうとしたのだが、初期入荷品が品切れになったことと、価格が高めだったので意気消沈し、すっかり忘れていたのだった。年末ということもあり、ちょうどレノボのWeb直販サイトで周辺機器の割引セールをやっていたこともあって、年初に出回った並行品のほぼ半額で入手できた。
ポチッた後、中国から直送されてきた国内版の「ミニワイヤレスキーボード N5901」だが、キーの形状こそ変わらないもののキーボード表面には「かな」が記される日本仕様だ。「半角/全角」のキーなどもついて、日本語キーボード愛用者には使いやすくなった。
早速パソコンにつないでみると、USBポートに挿すだけで認識し、キーもトラックボールも使えた。パッケージにWindows 7/Vista対応とあるが、Windows XPマシンに接続しても認識された。ビデオ再生ソフトの再生/一時停止/音量調整といったキーも7/Vista/XPで使えた。また、基本的にはUSBキーボードなのだからと思い、プレイステーション3にもつないでみたが、問題なく認識し、キー入力を必要とする場面で活用できた。
ところが、Webブラウザを開いてURLを打ち込むときに「http://www……」としようと思ったところ、キーがないために「:(コロン)」の入力が分からない。「www.impress.co.jp」といきなり打ちこんでもブラウザが検索してくれるのは分かっているのだが、出ないのは気持ちが悪い。いくつかキーを押してみると、Fnキーを押しながら「K」を押すと「:」が出た。他にも「>」や「;」もキートップには書いていないが、Fnキーと同時押しで入力できた。
また、キーの動作に若干問題があるようだ。日本語入力時の「半角/全角」のキーの動作は、ふつうのキーボードであれば日本語入力ソフトのオン/オフを切り替えるのに対し、このキーボードでは「ひらがな」か「英数」の切替になっている。そのため、日本語入力を開始するときはマウスで画面上の操作が必要な場面もある。この動作は日本語入力ソフトの種類によっても変わり、Windows XPだとさらに画面上のマウス操作が必要になってしまう。
とはいえ、キーが小さく、足りないキーがあるおかげで多少の不自由はあるものの、この小ささとトラックボール付きは魅力だ。片手でちょっと離れたところからパソコンの操作ができ、トラックボールなので、寝転んでいても机の上に置いても場所をとらずにポインタを操作できる。結果的に1年近く待った製品ということもあって、サブマシンのキーボードとしてしばらく使えそうだ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Lenovo ミニ・ワイヤレスキーボード N5901 | レノボ・ジャパン | 3246円 |
2011/1/5 06:00