ニューヨーク名物の紙コップを模した陶器製コーヒーカップ
ニューヨークのファンにはたまらなく欲しい一品だろう |
ライフスタイル商品では古くから、安い素材で作られているのが常識となっている商品を、あえて高価な素材を使い、しかも意識してチープに仕上げた企画商品が少なくない。 昔からあるティファニー製の銀のヨーヨーや、スターリングシルバー製のBICボールペンなどはその仲間といってよいだろう。
ほかにも、パーティ用の使い捨てプラスチックカップそっくりのクリスタルグラスや、会社の廊下の隅っこに設置されている給水器用の紙コップそっくりの陶磁器のカップなど、探してみるとけっこう多くのオモシロ商品があることがわかる。
今回ご紹介するセンス抜群の一品は、紙コップイメージの商品だ。ニューヨークの名物は数多くあるが、代表的な観光名物は、自由の女神とエンパイアステートビル、そして街中にあふれるほど走っていて映画でも有名なイエローキャブあたりだろう。
そして、忘れてはならないモノがあと1つ。誰もが街中のいたるところで入手できる“有名な紙コップ”、「ニューヨークコーヒーカップ」がそれだ。側面に“WE ARE HAPPY TO SERVE YOU”と描かれたこの紙コップは、年間に1億8000万個も消費される「キングオブ紙コップ」なのだ。
そんな大量消費・大量廃棄の権化のような米国の商品の中で、環境運動家のグラハムヒル氏が、親しみあるデザインはそのまま、何度でも再使用できる陶器製の「ニューヨークコーヒーカップ」を生み出した。
無鉛セラミックを素材に使い、紙コップの継ぎ目や、飲み口のわずかな歪みもオリジナルの紙製コップそっくりに忠実に再現されている。電子レンジや食洗機も使える新生「ニューヨークコーヒーカップ」はこれからの寒い季節に暖かい珈琲やミルクを飲むときの自慢の一品となるだろう。
著名な紙コップのデザインを取り込んだ外箱も捨てがたい。 | ウケに走るならレンズのマグ(右)、センスに走るなら「ニューヨークコーヒーカップ」だ |
紙コップの継ぎ目や飲み口の歪みも忠実に再現されセラミックであることを忘れる | やっぱり似合うのは入れ立ての熱い珈琲か、適度に温かいミルクにちがいない |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
ニューヨークコーヒーカップ (無鉛セラミック製) | 2415円 | MoMAストア |
2010/11/16 06:00