「カメララップ」で持ち運びをもっと自由に


ロープロ「テラクライム カメララップ」

 デジタル一眼レフカメラを手にする人が多くなった昨今、持ち運びにちょっと頭を悩ませる人も多いのではないだろうか。そんな時に活躍するのが、今回紹介するロープロの「テラクライム カメララップ」だ。

 聞きなれない「カメララップ」というジャンルだが、これは、カメラのボディやレンズを自由に包める形状からきている。カメラを持ち運ぶには専用のカメラバッグを用意するのが理想的。しかし、ちょっとした買い物の外出や散歩などで、カメラを気軽に利用しようとすればするほど、カメラバッグは余分な荷物に思えてしまう。そんな時に本製品を使えば、普段から使っているバッグに、カメラを安全に収納できる。

 今回紹介する「テラクライム カメララップ」は、実はロープロのカジュアルなカメラバッグ「テラクライム100」の付属品。カメラ量販店の店頭でバラ売りされていたため、カメララップだけを購入した。カメララップを単品でラインナップしているメーカーもある。

 緩衝材入りの四角形の生地は、2カ所をマジックテープで止めることができ、大きなカメラから小型の一眼レフカメラ、レンズまで、柔軟に対応できるのが嬉しい。店頭でも比較的見つけやすい、レンズ用ケースとセットで使いたいアイテムだが、小型のカメラとレンズの組み合わせなら、レンズをボディに装着したまま包んでも大丈夫だろう。ちなみに素材の95%はリサイクルペットボトルを用いている。

 注意すべき点があるとするなら、緩衝材は薄めなので、ウレタンで囲まれたようなカメラバッグの代用として考えるのは危険だというところ。また、あまり華奢なバッグに入れると、カメラ(とレンズ)が予想以上に重くてバッグを持つのが苦痛に……という事態は起こりうる。比較的しっかりとしたバッグで活用したい。

 一眼レフデビューしたものの、カメラバッグで悩んでいるというビギナーはもちろん、折りたたんでコンパクトに収納できるので、プロがカメラバッグに忍ばせておいてもいざという時に重宝するアイテムだ。

サイズは460×460mm、重さは400gマジックテープで調整すれば大きなカメラでも自由に包める(写真はボディをやや取り出したところ)

 

製品名製造元購入価格
テラクライム カメララップロープロ1980円

 



(太田 亮三)

2010/11/1 06:00