伸縮素材の小物バッグ・ライクラサコッシュ


携帯電話と財布を入れて、たすき掛け

 ワールドカップが終わり、世間の話題はツール・ド・フランスで持ちきりだ……とはいかないのが悲しいところだが、とにかく自転車好きにとって「熱い」夏は継続中だ。そんなロードレースに関係のある一品をサイクルショップで見つけたので紹介したい。

 自転車ロードレースは1日にだいたい150~200kmを走破し、消費カロリーは8000kcalにもなるという。いくら試合前に食事を詰め込んだとしても、それだけの熱量は生み出せないし、そんなに食べたらそもそも走れない。ではどうするかというと、自転車に乗りながら食事をするのだ。時速40kmで巡航しながらパワーバーや甘いパイを咀嚼する姿は、ロードレースにおいてはいたってあたりまえの風景だ。その食事を走りながら受け取り、たすき掛けに担げる袋がサコッシュと呼ばれるものだが、今回紹介するバッグはそのサコッシュを模して作られたものだ。

 サコッシュは、中身を食べ終えたりジャージのポケットに移し終えたらすぐに投げ捨てる(それを沿道のファンがお土産に拾う)ものなので、木綿や不織布など耐久性を考えない素材で作られることが多いが、このバッグは普段使いができるようしっかりとしたものを使っている。ライクラという水着やスポーツウェアによく用いられる素材で、伸縮性に富み、肌触りがサラサラとしていて心地よい。とてもよく伸びるので、たすき掛けはもちろん普通に肩にかけても良いし、面白いのは肩ひもを腰に回してチョークバッグのように腰に下げる使い方も出来る。

 意外なほど容量も大きく、財布に携帯電話、500mlペットボトル、PSPを収めることが出来た。衣服からポケットが減るこれからの季節、お手軽なバッグをお探しなら試してみてはいかがだろうか。

肩がけ肩ひもを腰に回して、チョークバッグ風に
リングにはキーホルダーなどをぶら下げられる財布・携帯電話・500mlペットボトル・PSPが収まる懐の深さ

 

製品名製造元購入価格
ライクラサコッシュCCP1900円

 

(ナカムラ)

2010/7/22 06:00