パソコン自作派におすすめ、電池に取り付けて使用する超小型LEDライト


製品パッケージ。ブラックのほか、ブルー、グレー、ホワイトの計4色展開。電池とのセット製品もある模様

 近頃注目を集めているのが家庭用のLED電球。長寿命で電気代も節約できるとの触れ込みで、どこの家電量販店に足を運んでも大々的にコーナーが展開されている。LEDという単語自体が一種のバズワード化している感も強い。

 さて今回紹介するのは、LEDを採用したコンパクトなライトだ。量販店で山積みで売られているのを見て深く考えずに購入したのだが、これがなかなか重宝している。

 本製品がユニークなのはその形状。電池を本体に収納して使うのではなく、本製品そのものをキャップのように電池に取り付けて使用する。本体と呼べる部分はわずか35×25ミリしかなく、180度スイングする機構と、ON/OFFのスイッチだけが備わっているというシンプルさだ。

 サイズが小さいだけに、取り回しのよさは大きなメリットだ。実際に使ってみて便利だと感じたのは、デスクトップPCのハードディスク交換やメモリ増設といった作業における利用だ。小回りが利くので、ケース内に電源ケーブルやSATAケーブルが入り組んでいても、このライトの本体ごと奥に潜り込ませることができる。また、自立した状態にできるので、両手で作業する際に傍に置き、任意の方向を照らせるのもよい。

 電池の規格が9Vの角形タイプとややマイナーなのがネックだが、もしこれが単3や単4電池であれば、ここまでライト本体との一体感がなかったはずで、小型かつ自立する形状をうまく生かした製品であると言える。単3や単4電池に比べると寿命が長いこともあり、いざという場合の非常用ライトとしてスタンバイさせておくのもよいだろう。

 ちなみにこの角形電池、カメラやラジコンなどで使われることが多いタイプだが、カメラで使えなくなっても実際にはある程度の残量がある場合も少なくない。廃棄前に電池を使い切る用途としても向いていそうだ。

製品本体。重さはわずか10グラム角形電池にとりつけて使用する。懐中電灯に比べて圧倒的にコンパクト
白色LEDを採用していることもあり、光量はかなりのもの。懐中電灯のように光量の調節はできないが、用途的にはそれほど不自由は感じない向きを180度スイングさせることができる

 

製品名販売元購入価格
スーパー強力LEDライト大日向1580円

 

(山口 真弘)

2010/7/21 06:00