何かと使い道のあるハイビジョン対応地デジチューナー
ハイビジョン出力もある地デジチューナー「HVT-TL」 |
だいぶ先だと思っていたアナログ放送の終了までの時間が迫ってきている。筆者宅でもアナログテレビが残っていて、テレビが見えなくなる部屋ができそうだった。かといって地上デジタル放送のためだけに新しいテレビに3~4万円も出す気にもなれない。今使っている14型のブラウン管式テレビを液晶の20型くらいのテレビに取り替えると、その形状の違いのため置き場所も含めて大きな模様替えもしなくてはならない。
そう悩んでいたときに買ったのが地デジチューナーのアイ・オー・データ製「HVT-TL」だ。5000円を切る価格の地デジチューナーの登場が話題になったが、実売価格で1000円ほどプラスするだけでHD出力とSD出力の両方に対応する製品が同時期に登場していたのだ。HDとはいってもコンポーネント出力だが、無いよりはまし。こういう製品ならアナログ放送用テレビを処分した後でも使い道がありそうと思ったからだ。
SD出力を使ってテレビに接続してみると、簡単にデジタル放送を映しだすことができ、アナログだと若干ゴーストが混じるテレビアンテナからの映像も、デジタルならゴーストもノイズもなし。ちょっと小さいがブラウン管の高コントラストな映像に満足だ。2011年になっても2012年になってもこれで行こうと思っていた……。
しかし、満足したのもつかの間、あっさり部屋の模様替えが行われてしまい、22型の最新型液晶テレビがやってきた。せっかくのチューナーは用無しとなったので、別の部屋で録画対応地上デジタルチューナー+多機能液晶モニターで組み合わせてテレビを見ている環境に、今回のチューナーを持ってくることを思いついた。
所有の録画対応の3波デジタルチューナー「LinkTheater LT-H90DTV」はもちろん、今流行のレグザチューナー「D-TR1」でも、裏番組の録画ができない。そこにこの地デジチューナーを併用すれば、録画とは別に地デジ番組が視聴可能になる。幸いにも使っている液晶モニターにはコンポーネント入力があったので、このチューナーを組み合わるとハイビジョンで地上デジタル放送が楽しめる。
偶然にして揃ってしまった2台の組み合わせだが、裏番組の録画にも対応し、なかなか良い組み合わせになったと喜んでいる。もしかしたら、この地デジチューナーは、けっこう長く役に立ってくれそうな予感がする。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
HVT-TL | アイ・オー・データ機器 | 5500円 |
2010/7/20 06:00