フローリングにマッチ、ありそうでなかった茶色の電源タップ


製品パッケージ。全5色の「Color Style」というシリーズのひとつ

 電源タップというのは、できることなら部屋の中であまり存在感を主張してほしくない製品のひとつだ。その多くは床に這わせて使用するため、あまりにも目立ちすぎてしまうと、部屋が乱雑にみえる要因になる。

 だが市販の電源タップは本体色が白もしくは黒であることがほとんどであるため、床の上で必要以上に存在感を発揮してしまうのが常だ。カーペットにせよフローリングにせよ畳にせよ、床面が白や黒であることはまずないからだ。わざわざ違う色のものを置いている以上、目立ってしまうのは当たり前である。

 さて、今回紹介するのは、本体色が茶色の電源タップ「T-C01」だ。フローリングなどにぴったりマッチする濃い茶色の電源タップである。電源タップとしてなにかしら特殊な機能があるわけではなく、成型色が違うだけなのだが、フローリングの床に這う白い電源タップと交換してみると、これまでの白い電源タップがどれだけ部屋の統一感をなくしていたか、つくづく実感する。

 家庭内での使用はもちろん、雰囲気を重視する喫茶店などにもマッチするであろう本製品。いまのところ色などのバリエーションはなく、ケーブルの長さが違う2アイテムだけだが、この種の製品としては珍しくインテリアショップでも見かけるなど、市場からは少なからず注目されている模様だ。個口違いのバリエーションや、本格的な木目タイプなど、今後のラインナップの拡充にも期待したい。

今回使用したのは2mのモデル。ケーブルは残念ながら茶色ではなく黒。必要に応じて木目タイプのケーブル保護モールなどを併用するとさらによさそうだ2Pタイプ3個口。抜け止めなどの特殊な付加機能はない
白の電源タップと置き換えてみたところ。目立ち方の違いは一目瞭然だ

 

製品名製造元購入価格
T-C01-2320BRエレコム1155円

 

 

(山口 真弘)

2010/7/1 06:00