水切り袋、シンクに立つ! 「水切り袋立てちゃいました」


製品の特性をストレートに伝える商品名。スーパーでは、15枚入りで200円強で売られている

 台所で生ゴミを一時的に溜めておく器具といえば三角コーナーが一般的だが、我が家ではかねてからこの三角コーナーというものの存在に異議を唱えてきた。シンクの中の場所を取って邪魔だし、洗い物をする際に水を被るので生ゴミが乾燥せず、夏場は腐ってしまう可能性もある。生ゴミを捨てた後、三角コーナーを掃除もしなければならないのも面倒だ。

 この問題の解決のために、我が家ではいらなくなったザルで代用してみたり、生ゴミ袋をつり下げるタイプの器具を購入してみたり、紙で生ゴミ入れを自作してみるなど、涙ぐましい努力を続けてきた。だが、この製品との出会いが全てを変えた。それが、今回ご紹介する「水切り袋立てちゃいました」である。

 この「水切り袋立てちゃいました」は、その名の通り袋そのものが自立するという画期的な水切り袋である。ポリエチレン製の袋全体が編み目の細かいメッシュになっており、水はけが良く、袋の中に余計な水分が残ることもない。使い方はきわめてシンプルで、袋を広げてシンク周辺の適当な場所に置き、あとは生ゴミを入れていくだけ。生ゴミの自重によって袋の自立も安定するという構造は、まさにコロンブスの卵と言って良いだろう。

 15枚入りで200円強と、ただの水切り袋にしては高めの価格設定が奥様方には気になるところかも知れない。しかし、週に2回生ゴミの回収があるとして約7週間、一回購入すれば約二カ月の間、シンクが狭くなったり三角コーナーを洗ったりといった小さなストレスから解放されることを考えれば、安いものではないだろうか? そういった理由で、我が家にはすでに一年分が備蓄されている。

 シンクが狭く、三角コーナーの置き所に困っているというご家庭には、是非ともおすすめしたい一品である。

逆さまに置いたところ。底面のマチと袋自体の固さによって自立する横25×縦20×マチ6cmと容量も大きい。中に入れたゴミ自体の重量で立てたときの安定感も増す

 

製品名製造元購入価格
水切り袋立てちゃいましたレック210円

 

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2010/4/5 06:00