本日の一品
意外なモノをプリントしたビニールポーチ
2017年7月31日 06:00
筆者は男性だが、なぜかPouch(ポーチ)やDrawstring bag(巾着袋)などの袋物が大好きだ。国内外のどこかに出かけると、必ずと言ってよいほどさまざまなデザインのモノを買ったり、ノベルティで頂いたモノを持ち帰って大事に保管、活用したりしている。袋物があり過ぎてなかなか登場の機会の無いモノが多いことが最大の問題なのだ。
ポーチも巾着袋もそこそこ歴史のあるアイテムなので、既に多くの素材や形状が市場には溢れかえっている。単体で持つことも多いが、より大きなバッグなどに収納して利用することも多いだろう。素材で比較的ポピュラーなのは革や布だが、昨今は、ウエットスーツなどに用いられるスポンジ系素材やゴム素材、ビニール素材なども多い。また最近は財布や鞄などにも多用される耐水性のある紙のような感触の薄型のタイベック素材などもメジャーになりつつある。
今回ご紹介するポーチ「geek pockets」(ギークポケット)は素材的には好き嫌いの意見が分かれそうなビニール素材に意外な印刷を施したモノだ。3つのポーチは、それぞれ「Algebra notebook」(算数ノート)、「Floppy disk」(フロッピーディスク)、「Circuit board」(電子回路基板)と呼ばれている。
商品名からも想像できるが、算数ノートは黄色いリーガルパッド上に書かれた手書きの数式をリアルにポーチ上に表現している。フロッピーディスクは、今や過去の記録媒体となってしまったノスタルジックなディスクメディア、電子回路基板はコンピュータ等の基板をポーチ表面に印刷したモノだ。いずれも実際の本物を撮影し、ビニールシート上にデジタルカラープリントしたモノで、なかなかにリアルだ。
3つの中では電子回路基板ポーチが最も大きく、約19×13cmだ。家族はこのポーチに、化粧品やペン、メモ、サングラス、コンパクトなサイズの扇子を入れて使っている。同じモノを筆者はモバイルバッテリーやUSB-ACアダプター、充電用ケーブル、3分岐ACコンセント等のモバイルツールを収納して使用している。
14cm四方の算数ノートは、メモや手帳、複数のペンなどのステーショナリーの収納に向いているだろう。最小のフロッピーディスク(12cm四方)は、筆記具は斜めにしなければ入らないので、モバイルルーターやスマホの充電ケーブル、SIMケースといった小物の収納に活かしている。
マチは無いので、立体的なモノの収納には適していない。表裏とも印刷が施されているので、内部は見えない。これはメリットとデメリットの両方があるだろう。
綴じ口は、ビニール系のポーチにありがちなビニールファスナーではなく、一般的なナイロンジッパーが取り付けられており、堅牢かつ内部の収納物へのアクセスも容易だ。梅雨の季節でも、ビニール独特の粘着性は無く、筆者はきわめて快適に活用している。ありきたりな素材のポーチに飽きた人には一見の価値あるアイテムだ。
製品名 | 購入先 | 購入価格 |
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GEEK POCKETS | 誠品生活(台湾) | 3個で1170台湾ドル(4680円) |