本日の一品
醤油を注ぐと浮き出すダース・ベイダー、有田焼の醤油皿でお寿司はいかが?
2017年5月22日 06:00
筆者はスターウォーズの映画はほぼ全部観ているが、スターウォーズマニアかと言われるとそうでもない人種だ。筆者の知人にはダース・ベイダーのコスチュームを持っていて、ここぞという時には必ずその格好をする人もいる。
そういう意味ではきわめてニュートラルな立場の筆者だが、先日、10年に一度行くか行かないかの渋谷に訳あって出掛けた際に、完成してから一度も覗いたことのない渋谷ヒカリエに入ってみた。
そこでは、縁あって“日本のカッコイイを集めたお土産屋さん”というふれこみの「カタカナ」というお店を覗いてみた。いくつかピンとくる小物を買った後、偶然あるものを見つけその場で固まってしまった。手は自然とクレジットカードに伸び、気づいた時には手提げ袋を持って店を後にしていた。
その時のアイテムが今回ご紹介する一品だ。昔から陶磁器に興味のある同居人は別にして、筆者が自ら選び購入した磁器はこれが最初だろうと思う。生まれて今まで名前は聞いたことがあっても実際の有田焼を自らの手で触れて気に入って買ったことは初めてだ。まして、今回の有田焼はなんとスターウォーズに登場する「ダース・ベイダー」、「ストームトルーパー」、「C-3PO」、「R2-D2」なのだ。
「STAR WARS SOY SAUCE DISH」でスターウォーズ主要登場人物のユニークな形状を表現するために、多くの有田焼職人がプロジェクトを組んだという。醤油との対比においてマッチする透明感のある白磁は、天草陶石を1280度で18時間という長時間をかけて焼き上げられている。
4枚の醤油皿を収納しているのはこのためだけに特別にデザインされたという、「岡持ち」スタイルの豪華な桐製専用箱。フロント扉を引き上げると、「ダース・ベイダー」、「ストームトルーパー」、「C-3PO」、「R2-D2」の有田焼の醤油皿が現れる。
醤油を皿に少しずつ、ゆっくりと垂らして、しばらくすると皿全体に行き渡り、各キャラクターの特徴的な顔が浮かび上がってくる。
後は、超美味しい刺し身かお鮨があれば完璧だ。いやこの際だ、チョップスティック(お箸)にもこだわってみよう。恐らく誰もが思い浮かべる「ライトセーバーのお箸」は、マッチしそうで実はマッチしないようにも思えるので、ここは超高級な「本黒檀の手作り江戸八角箸」あたりを狙いたいところだ。
しかし、既に醤油皿へ法外な予算をつぎ込んでしまった貧乏家庭では、もはやそれではお刺身やお鮨に割り当てる予算が無くなってしまいそうだ。ここは一つ全体の調和と将来の拡張納得性を考えつつ、じっくり時間をかけて、センスグッドでアフォーダブルな箸選びに臨んでみることにしよう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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STAR WARS SOY SAUCE DISH | ロウエンデザイン | 1万2290円(税込) |
(c)& TM Lucas Film Ltd.